馬券という道を、極めたい。

 25レース当たっていない。先週土曜の小倉2Rが最後。そういう言い方をすれば、最近当たってないことはないが、25レースは偶然とは言えない。一瞬きたかと思った今日の中山最終も3,4着のワイドで負け。ダメだ。当たりのなかった日曜夕方は疲れがドッと押し寄せる。2日で10レース賭けて当たりがないと、虚無感に襲われる。勝負事には必ず勝ち負けがある。連勝は中々ないが、連敗よくある。それでも、1番人気から1頭軸で流しはしない。俺が、俺である為に。連敗は辛い。悲しい。金が減る。それでも、だからこそ、向き合う。研究する。彼を知り、己を知れば、百戦危うしからず。相手を、馬や騎手や馬場など様々な競馬のファクターを知ることは当然大事だ。ただ、馬券の連敗は、己に理由がある。だから、自分の馬券を、どんな予想をしたかを、徹底的に洗い直す。必ず答えは、そこにある。中山最終の後、考えた。最近の予想法を思い返した。判った。原因は、2週前。3日間開催の2日目。どうにもこうにも当たらない、そう思いスマート出馬表を見て、気付いた。最終前。その日の京都芝は、脚質じゃない、血統だけを見れば良かったのだと。◎キタノエクスプレス。ワイド3点の内、2点が当たった。400円が、7900円に化けた。その日以来、当日の血統傾向のみで予想するレースばかりになった。この予想は、はっきり言って、殆ど当たらない。血統だけでは何ともならない日の方が、多いから。思えば、2021年、当日の血統傾向のみでの予想ばかりしていた時も中京の成績は良かったが、トータルの回収率が酷かった。30%台。それ以降、騎手やその日の脚質傾向など様々なファクターを入れる様になり、2022年,2023年とトータル回収率68%になった。ただ、まだプラスには程遠い。上手い方じゃない。最近の予想は、2021年みたいだった。原因が、判った。だからといって、来週から連戦連勝になる程、競馬は甘くない。簡単じゃない。でも、だからこそ、競馬が好きだ。未勝利、条件戦、オープン、リステッド、重賞、GⅠ。全てが全て特徴が違う。未勝利戦で、大幅な距離短縮、延長、ダート替わり全て試したのにどれも2秒以上離されて負けてる馬は、殆ど来ない。条件戦にずっといる馬は、新馬や未勝利は勝っている。だから、何かが合えば、勝ったり馬券内に入る。でも、圧倒的じゃないから、条件戦にいる。GⅠは、選ばれし精鋭だ。だから当然、他の格のレースとはレベルが違う。条件戦と同じ予想じゃ、ダメだ。重賞やGⅠの回収率が低いのは、今までのデータで出ている。ここだ。毎週、参加するのに、殆ど勝ててない。参加しない。それも選択だ。しかし、それは流儀じゃない。馬券的には、条件戦は重要だ。ただ、そこは主戦場。しっかり取りに行く。ただ、そこだけじゃ、終わらない。重賞、GⅠで馬券を取る。それが今年の目標だ。今までも、年々進化してきた。初めて行った中京で武豊を買い続け、一度も当たらなかった日は、死ぬまで覚えているだろう。馬券道。馬券という道は、あの日から始まった。血統の教科書を買い、血統を見る様になり、少しは当たる様になった。次のステップに行く為、騎手の取扱説明書を買い、騎手に注目する様になり、騎手への理解も進み、回収率がマシになった。ここで終わる、そんなことはない。そんなことがあって良いはずがない。馬券という道には、まだ先がある。それだけは、確実に判る。今までの人生で、3万円以上の払い戻しはない。ワイドや3連複が多かったのも一つの理由。去年から始めた3連単フォーメーション。2頭軸で、1着2着裏表と、1着3着で印の厚い方の1着のみを買う買い方。これで、去年は幾つか拾ったが、1着2着裏表のみで、1着3着で新潟2歳を取りこぼした。逃した魚はデカい。でも、いつまでも過去に縋っていたって、しょうがない。時計は止まってくれやしない。だから、行く。未来を待つのではなく、未来へ進む。その為の鍛錬。馬券という道を極める為に。

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