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【和田よしあき国会だより2023.12.4】


↑10月10日、防衛大臣補佐官就任・栄誉礼を受けました


防衛大臣補佐官を拝命しました!


10月10日朝10時の閣議にて「防衛大臣補佐官」に任命されました。防衛産業の基盤強化、同志国との連携強化という、私がこれまで過去3年に亘り取り組み、議員連盟も設立した分野において、大臣の特命で担うことになりました。

日本の防衛産業は、いわば防衛省から委託を受けて開発・生産する仕組みになっており、利益率が低く、発注数量も少量でかつ先行きが不透明と、企業にとってお世辞にも魅力的とは言い難い事業です。近年、多数の企業が防衛産業から完全撤退しており、また部分撤退を含む撤退の予備軍も少なくありません。

もし国内で所定の防衛装備品が調達できなければ、海外から調達するしかありません。しかし、海外からの調達は時に思わぬ価格の上昇、納期の大幅な遅延、予測に反する生産の打ち切りなどのリスクが常に付き纏います。必要な部品や装備が手に入らず、装備品が稼働しなくなり、自衛隊の任務に支障を来たしては、国家国民を守り抜くことができなくなってしまいます。

私は元商社マンとして、ものづくりの基本、ビジネスの原則を身をもって体得してきました。ですから、防衛産業のあるべき姿をしっかりと追い求め、進化させていきたいと思います。

さて、日本は日米2カ国の同盟で中国、ロシア、北朝鮮という脅威や懸念と向き合っています。欧州ではNATOの30カ国がロシア1カ国と向き合っており、ロシアのウクライナ侵略を契機に極度の緊張が走り、北欧の国々がNATO加盟検討を進めるなど自国の存続を賭けた政策が矢継ぎ早に決定されています。日本は地政学的に世界でも最も複雑で困難な場所の一つに位置し、従って日本にとって日米同盟を常に隙間なく固めることと、同志国とのあらゆる形での連携強化することが日本の平和にとって必要不可欠です。

国家間の関係構築も所詮は「生身の人間」同士の対話で決まります。しかし、日本の国会は他国では例を見ないほど首相や大臣を拘束し、それ故に我が国のリーダーがなかなか海外に行けないハンデを負っています。幸い大臣補佐官は国会答弁がない為、できる限り自ら同志国に足を運び、時には大臣の代理も務め、国家間の関係構築・強化に少しでも貢献して、日本の平和をより確かなものにしたいと思います。

尚、大臣補佐官としての活動は防衛省のホームページに「和田大臣補佐官の動静」コーナーがあるので、是非フォローしてください!

防衛省「和田大臣補佐官の動静」

↑就任式の後に2028柱が記帳されている自衛隊慰霊碑に黙祷をささげました

公務のみならず地元の仕事も頑張ります!

内閣府副大臣の時もそうでしたが、政府の公務と地元の政務のバランスはしっかりと守ります。地元のご要望などの政務は政治家・和田義明の生命線です。

こども子育てや女性活躍、地方創生などこれまで内閣府で取り組んできたことや、地元からいただく様々なご要望はこれまで同様、全力で取り組んでまいりますので、引き続きよろしくお願いいたします!

↑千歳のチップの採卵作業を視察
↑恵庭の米農家さん宅で子どもたちと稲刈り

日英伊防衛大臣級会合に出席!

↑10月31日、日英伊防衛大臣級会合に出席しました

10月31日、ローマにて開催された日英伊防衛大臣級会合に出席しました。木原防衛大臣が国会対応で出席できない為の対応です。

日英伊は次期主力戦闘機の共同開発を検討しており、今回は条約締結に向けた最後の確認が目的でした。英国のシャップス防衛大臣、イタリアのクロセット防衛大臣と私の三者会談です。

↑日英伊防衛大臣級会合でクロセット伊国防大臣及びシャップス英国防大臣と

共同開発を進めるという大きな目標は完全に共有されています。しかし、その条件交渉では各国政府や産業の思惑が時に交錯し衝突します。

結果的には今回の交渉は首尾よく終わり、3カ国の条約締結に向けて大きく前進しました。歴史に残る条約の舞台裏で防衛省・防衛装備庁の仲間と共に仕事ができることを大変嬉しく思います。

↑英伊の大臣とリラックスした雰囲気で談笑

北海道医療大学の移転について

新聞報道にもありました通り、現在当別町にある北海道医療大学が北広島市への移転を決定しました。私自身、報道直前に大学から報告を受け、大きな驚きを覚えました。

全国で人口減少が進み、どこの学校法人も生き残りを賭けた経営改革を行なっている状況下、このような経営判断はある意味で致し方ないのかもしれません。判断が下された以上は、大学の経営が改善し、北広島市がスポーツと健康、医療の町として更に突き抜けるよう、成功を祈りたいと思います。

その一方で、大学がなくなってしまう当別町をどうするか大変深刻な課題です。教職員・学生人口の流出により空き家となってしまうアパートや売り上げが減ってしまう商店、アルバイトがいなくなってしまう商店、空洞となってしまう大学跡地をどうするか…即座に解決策は見つかりません。

しかし、当別町にはこれまで培ってきたチャレンジ精神と、様々なプロジェクトの可能性を真摯に議論してきたさまざまな企業との信頼関係があります。ロイズタウンや道の駅などの新たに築かれた強みもあれば、伝統的な強みである農業、林業畜産業等もあります。

私も後藤町長や町のリーダーの方々とスクラムを組んで、災いを転じて福と為せるよう全力で頑張ります!!

以上です。

今月も最後までお読みいただきありがとうございました!

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