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地域通貨の発行に向けて

畑を手伝ってくれたひとたちに地域通貨(最初は紙で)配ろうと思います。通貨は流通させないと意味がないので、近隣のお店で実際に商品を購入できるよう交渉も。お店の皆さんには、迷惑がかからないよう私たちで円で先払いして地域通貨で(exchange rateは要検討)モノが買えるようにしていきます。

これは、クリプトで自然農で育てた野菜を売るプランに向けての地ならしでもあり。ゆくゆくはトークンにして電子的に決済できるコントラクトにする予定。バックエンドにブロックチェーンを使う理由はコンポーザビリティ。地域通貨とはいえ、地域に閉じたガラパゴスにするのはもったいない。

また、この通貨は、単なる金券にする気はなく、通貨を持っていると環境にちょっといいことしているクールなシンボルとしてブランディングもしていきます。例えば、畑にあるコンポストに生ごみを入れたらトークンがもらえるようにするとか。そのためには、円とは違うマーケットのロジックで動かす必要があり、地域通貨(トークン)のグランドルールをあれこれ考えています。

 地域通貨のグランドルール ver0
・換金NG(円とは違う価値軸の社会を構築したい)
・自分のお金は自分で稼ぎ、自分で管理する(子供たちの自主性や意外性を尊重したい)

現実的にいきなりファンディングするのは厳しいので、少しまわしてみてそれから周辺にビジネスを使っていく感覚。昔のお金は、貴金属、貝殻、石、塩、牛、政府発行紙幣、貴石、酒、たばこなど、いろいろなハードマネーが使われていますが、ぼくたちのケースだと海で拾ったシーグラスが第一候補。偽造防止なども考えましたが、偽造されるのは流通して価値がある証拠だし、使う人の善意も信じたいし、あえて誰でも作れてしまうような(しかしデザイン的にはイケている)感じをイメージしています。

いろいろな意味でやはり最初はハードマネーにして価値を丁寧に作っていく流れでしょうか。トークンにした瞬間、生産コストがほぼゼロ(ワンクリック)なので、無制限に発行でき、貨幣価値がないようにみえてしまうことを防ぐため。それから、誰も使っていないトークンを発行してバリューアップするよりも、価値をつくった後にトークン発行したほうが、ユーザーを最初から大量に確保できないケースにおいては有効だと考えたためです。

とはいえ近隣のお店で使うために、円で買い取りますので、この時点でほぼステーブルコイン。力技でトークンに価値づけしますが、本来はこの方法は使いたくない。貨幣価値をつくるのはほんとに難しいです。アイデアあればぜひコメントください!

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