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指伝話メモリのカードをWindowsで作る

 指伝話メモリは、iPadのアプリです。少し凝ったカードを作る時に、Keynoteを使うことが多いです(参照:指伝話メモリ1-2-3! Keynoteでカードを作ろう編)。

 最近、WindowsPCユーザさんがiPadを買い、指伝話メモリを使うケースが増えています。外出先にiPadは持って行きやすいのと、指伝話メモリはスイッチ操作でカードが選びやすいので気に入っていただいています。

 iPadの操作はスイッチでいいけど、カード作りは慣れているWIndowsPCで視線入力で作りたいがどうしたらよいか?というご質問が増えてきたので、WindowsPCでカードを作るのを試してみました。

基本

 指伝話メモリは、写真からカードを作るのが簡単ですが、その写真はiPadの写真アプリにあるものを呼び出して使います。つまり、画像として、写真としてiPad上にあればカード作りに使えます。

 PowerPointは、作ったスライドを画像に書き出すことができます。書き出した画像をiPadに移せば、それを指伝話メモリで使うことができる、という流れです。

20210309 PowerPointでカードを作る.002

PowerPointの操作

① スライドを作成したら、ファイルメニューから エクスポート を選択します。

ファイルの種類の変更 を選択します。

JPEGファイル交換形式 を選択します。

 ファイルの保存先を指定し、画像を書き出します。

20210309 PowerPointでカードを作る.003

WindowsからiPadへの画像の転送

 Appleのサポートページ「iPadとWindows PC間でファイルを転送する」を参照して、PowerPointから書き出した画像をiPadに転送します。画像さえiPadにもってこれれば、あとはいつものように指伝話メモリでカードを作ることができます。

 もしくは、Windows上で画像にした後、メールでiPadに画像添付して送るというのも良いと思います。iPadで受け取った画像を写真アプリに保存すれば、指伝話メモリから参照してカードを作ることができます。

iCloudのKeynoteを使う

 WindowsPC上で、iCloudのサービスに入ればブラウザ上でKeynoteが使えます。ブラウザ上のKeynoteは画像書き出しの機能がない(私は見つけられなかった)のですが、iCloud上で作った後、iPadのKeynoteで開いて書き出せば、指伝話メモリで使える画像となります。

その他の情報

 カードを作るのにちょうど適しているので、KeynoteやPowerPointを使うという発想なのですが、最終的に画像になるのであれば、どんなアプリを使ってもいいのです。画像ファイルに書き出すことができなければ、スクリーンショットを撮って画像にしても良いですね。

 周りにいる人に画用紙に手書きしてもらったものを写真に撮り、カードにするというのも良いかもしれません。私はデザインセンスがないので、Keynoteのテンプレートを使うとそれっぽく作れるのが気に入っています。

 指伝話メモリのサンプルを作った時のKeynoteのテンプレートは、指伝話メモリ1-2-3! Keynoteでカードを作ろう編 のページの最後にダウンロード用のリンクが貼ってあります。

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