見出し画像

できるだけ🍄月刊教材研究〜はじめに〜

 コミュニケーションツールのインタフェースを考える中で、学習教材のサンプルをいくつか作りました。実際に子どもたちと一緒に使ってみて、教材そのものも大事だけど、それを始めるまでに緊張をとかしたり気持ちを盛り上げたりといった課題提示の仕方や声がけも大事だし、その日その時だけで終わるのではなく次に繋がるストーリーも大事だということを実感しました。

 スイッチを使ってiPadを操作する子どもについても意識しましたが、初めて使う場合、まだまだ慣れる前、慣れてきた後という他に、いろいろやってみたけどうまくいかない経験が少しある・何度もあって諦めかけているというケースもありました。教材だけが学習がうまくいく要因ではないが、他の要因を考慮した上で教材をどう使うかを考えることが大事だと感じました。

 そもそも、何か特定のことを教えるために教材を作り始めたのではなく、教材もコミュニケーションのきっかけとなるかな?と思って始めたのでした。そう考えると、「繰り上がりの足し算が早くできるようになる教材」「RとLの発音の違いがマスターできる教材」というような目的特化型の教材は別として、その人の考えや思いを引き出すことができる余白が大事なんだと考えるようになりました。

 いい教材・悪い教材を議論して決めるのではなく、いろいろな子ども(や大人)のことを思いながら、どんなものを作ったら喜ぶかな、これは難しいかな、大声で笑うかなということを考えていく過程、それを共有しながらこの「余白」を時々集まっては議論していました。

 そこでの議論を自分たちだけが納得して終わりにするのではなく、発信していけたらいいねと考えて始めることになったのが教材研究の集まりで、その報告は月に1度くらいしていこうかということになったものの、あまり時間縛りをして内容がやっつけになってもいけないから、できるだけ月刊ということになりました。そして、テーマは縛らないけど広がり過ぎてもいけないからできるだけ教材の話題ということにし、情報交換や一方的な講習会ではなくできるだけ研究として続けていこうと考えました。

 参加・欠席は自由、アイデアを持ち寄って楽しく真剣に知恵を出し合う集まりです。noteの書き方もそれぞれのスタイルでOKとしましょう。参加ご希望の方は、メッセージを送ってください。

 イメージキャラクターとして使っている絵文字🍄は「できるだけ」というキノコです。😊
 絵文字という新しい文化はいつの間にか世の中に定着しました。マリオの世界ではこの🍄は触れると大きくなりパワーアップするアイテムです。そんな研究会にしたいという思いも少し入っています。

 どうぞよろしくお願いします。

いただいたサポートは、結ライフコミュニケーション研究所のFellowshipプログラムに寄付し、子どもたちのコミュニケーションサポートに使わせていただきます。