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スプーンベンダー作りたい人いるのかな?な話

 スプーンベンダー。自分でスプーンを作る道具です。わたしは管理釣り場を始めた時から少しずつ研究してできてきたものです。

↓こちらは1枚目のスプーンをなんとなくつくる動画です。


 スプーン作りは難しい。突き詰めたらすごく難しいと思う。だけど、始めるにはめちゃくちゃ簡単なんです。真鍮板をちょっと曲げて作れるんです。フライを巻くのと同じくらいの気持ちで作れるものだと思う。

 そう、zacco Spoon benderがあればね!!

 これまで、スプーンもプラグやミノーと一緒で作り方は謎に包まれていた。つまり本がある訳ではなかった。むしろスプーンの方が謎だったと思う。

 おそらく、作り方としては基となるスプーンを最初に作って(どうやって?)型を作って(どうやって?)上からプレスするとか(どうやって?)型に合わせてトントン叩くとか、型を作るのは工場と同じ作り方でとても敷居が高いんですよね。わたしはそう思う。それに作るスプーンは一つの型で一つだろうなと思う。だから、きっとみんな作れないと思ってる。

 でもね、スプーンは言ってみれば金属板を曲げたものだ。作れないわけないじゃん?腕時計作ってる職人とかがいるんだったらきっとスプーンくらい大丈夫だろ!… と思って作れるようになってきた。大変だったけど、とても楽しかったです。

 何故なら研究してる時って「釣りしてる」って事ですからね。仕掛けを作る、道具を整備する、カタログを見る、釣りのYouTubeを見る、友達と釣りの話をする。それって釣りではないけど釣りに等しい時間ですよね。わたしはそう思うのです。ハンドメイドルアーを作るのもそうだと思う。釣りしてないけど釣りしてる。

 釣りの本を読むのが、“アームチェア・フィッシング”と呼ぶって本で見た事があります。

 ルアーを作ったりリールをいじったりするのは“ワークベンチ・フィッシング”だと提案したい。


 趣味は、なるべく自分の手が入った方が楽しさはアップすると思う。時間と思いを注ぎ込んだ分、絶対楽しくなると思うんです。他の誰かに理解されなくても。スプーンやプラグの塗装もそうでしょ。みんな自分だけのルアーで魚を釣りたいんだ。自分の力で、アイデアで釣り上げたいんだ。


 嬉しいことに、スプーンベンダーを自作してくれる人がポツポツ出てきた。本当に嬉しい。ただ、その中でやはり“グラインダーでの一次加工”が1番ネックなんじゃないかなと思えてきた。
私は昔職場でベンチグラインダーを使ったことがあったし、奥さんの実家にもベンチグラインダはあった。だから普通の人よりは扱いには慣れている。とは言えあまり使うものではないし、騒音や危険を伴う。火花が散って、鉄粉が散らばるので、掃除も大変だったりする。


 ベンチグラインダーでの1次加工がなければ、もっとスプーンベンダーは普及するのではなかろうか。

 そこでベンチグラインダーによる1次加工までの工程を私が施したペンチを販売したらどうかと考えたている。ハードな工程を済ませたペンチならば、もしかしたらハードルが下がって、作ってくれる人が出るかもしれない。

後はホビールーターがあればコツコツとスプーンペンダーは作れる。 

 どうかな?いい考えじゃないかな。

スプーンベンダーはめんどくさい道具です。作るための道具なので練習も必要です。ただ使えるようになれば、好きな大きさの、好きな重さの、好きなキャラクターのスプーンが作れるようになります。興味がある人はnoteでもTwitterでもYouTubeでもコメントをください。


楽しもう!

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