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カーディナル33について


 1年前の誕生日に、悩んだ末にカーディナル33を買った。タックルベリーの中古を買った。購入に至った理由は、ハイテクなリールのスペック競争に加わりたくなかったこと(加われない)と、仕組みが単純で、自分でメンテナンスできそうな点だ。見た目はクラシックで格好よく、飽きがこないデザイン。私は一つのものを長く使うというこだわりがある。道具はタフなものが好きだし、買うときには「これを一生使う」と言って買うことにしている。ずっと愛せる道具なんだと思って購入した。

 同時に、カーディナル33を使うことは自分の中の実験でもあった。例え釣具の性能が低くても魚は釣れるんじゃないかと思ったからだ。昔は性能の悪い道具で釣っていたんだし。
ただ、さすがにダイソーのリールに手を出すのも違うと思うし、ある程度の実績があって、長く使えてと考えて愛せる道具として購入に至った。釣りざおは緑色の鱒レンジャー、そしてリールはカーディナル33、自作のスプーンやミノーで1年釣りをした。それなりに大きな魚も釣れる事がわかった。50cm台までしか釣れなかったが楽しんで釣る事ができた。本当に面白い道具である。

 しかし、最近の管理釣り場での主流となる1gを切るような小さなスプーンが投げられないと感じた。投げられても飛距離は出ず、繊細に巻くことも難しかった。釣れる機会が少ないため、釣りの上達が難しいとも言える。そこで、マイクロスプーンを使って(あくまで自分で作って)安定して数を釣れるような技術をつけたいと思うようになった。

 管理釣り場でのカーディナル33は挑戦だ。しかし、おそらく上手ければ釣れるし、楽しめると思う。リールのグリスアップや増し締め、調整など、軽めの整備・分解は楽しく、リールへの愛着がより強くなった。そして、スペアスプールを持つことを学んだ。カーディナル33はライントラブルが多い。そこで、最悪の事態の時のためにスペアスプールを持った。そこで同じタックルでラインを変えて釣ってみる事ができた。PEやナイロン、色々なラインをすぐに変えられてこれは素晴らしい。インスプールはワンタッチで交換できることも良い。

 サハラ2000sを購入し、ひとまずお休みしているが、一生楽しめる道具である。しかし、このジャンルはコレクターにならないような注意が必要だ。所有欲に囚われてはいけない。使いきれないほどのリールはいらない。何台も買わない。一つのリールと長く付き合っていきたい。

でも大丈夫だ!心配はいらない。
たくさん買うほど、お金を持っていないからね。

楽しもう!!

最近は、だんだん釣れるようになってきた。なんとなくコツが掴めてきた。あと、釣れる釣り場に行くようになってきた。これが一番大きな要素だと思うけど。たまに釣れたらイイかなーという余裕から(?)最近はカーディナルもまた使うようになってきた。たのしいです。


無駄もまた楽しい。

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