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フックの実験でなんでだろ?ってモヤモヤした話

 こんな12月半ばにカマキリ。まだ生きてたんかい!と思った今日。疑問が、、、ねぇ…なんでだろうという話。

 YouTubeである先生、いや教授が管釣りの授業をしてるんだけど、なるほどと思う事となんでだろ?ってところがある。いつもある。いつも引っ掛かる、アタリ0.3秒の話の先生だ。

 なんでだろうって思うのは、実験という形で、根拠として発表してるからなんだよね。感覚の話ならばいいんです。その人の感じ方だからね。でも、時間で0.何秒とか力とかそういう明確に数字的なところが出てくると、途端になんでだろう?になっちゃう。そういうのって、嘘より嘘っぽく感じてしまう。操作性を感じちゃう。最後まで見ると着地点としてはいい気もするけどなんかモヤモヤする。

 今回の実験は、スプーンの針、フックについての実験だった。スプーンの針を変えただけで泳ぎが変わるよって話。

 その中でタメになったのが、重い針(実は針だけじゃないのが今回のなんでだろ?なんですけど)にするとスプーンが下に引っ張られる力が働いて…みたいな話。この考え方はタメになった。ハンドメイドでルアーを作る時に色々頭の中で仮説をたてて作ってるけど、こういう考え方は今後も役に立つと思う。水中にスプーンをピン留めするみたいに、アンカーみたいになるんだね、ちょっとモヤモヤするけど、なるほどーと思った。アンカーの感覚はある。

 この件はいいんですよ。だけど、2つの同じスプーンで(針を変えると泳ぎが変わる)という話なのに同じスプーンで(小さい針と小さいリング)(大きい針と大きいリング)に変えているんだよね。

 ここが、なんでなんだろって話。せっかくの実験だったら同じ条件でやらなきゃ意味はないと思うわけです。これは実験の基本でしょ?って思う。

 まず話の導入が “アタリがあっても魚が掛からない時に、新しい針に交換すると釣れるようになる。でも針の大きさを変えると泳ぎが変わるかもしれないんですよ”の実験なのに、何故リングまで変える?

 これはつまり、リングと針、どちらの変更が有効か明確じゃなくなると思う。もしかしたら針だけだったらそこまで変化がないかもしれないでしょ?リングと針の交換は、針だけの交換とは意味が違ってくると思うんだよ。そして、導入部分の針を変えるシチュエーションとは違ってくる。初心者が針が鈍ったっていうシチュエーションでリングと針を変えるだろうか?普通は針だけでしょう。

 (そして、ついでに言うなら、リングを変えた事で重さも変わったけど長さも変わっちゃうと思うんです。長さというのはその実験の中のスプーンだと重さ以上に大きな要素とも言えないだろうか?例えば1gのスプーンに+0.08gの変化と、2cmのスプーンに+1mmもしかしたら2mmだって大きな要素とは言えないだろうか?ついでに言うなら、巻く速さの調整で結局合わせられたりしないのかな?って思う。)

 フックとリングの話に戻ると、フック交換だけでももしかしたら結果は同じかもしれないけど、フックとリングの2つの要素を変えちゃうと正確な実験じゃなくなりますよね。それに竿先も同じところじゃないといけないし、とにかく調べたい要素以外を不変にしないと比較はできないと思う。そして、最後にはリングとフックの組み合わせで色々出来るって。まぁそりゃそうじゃな話しだった。

 たいして釣れない底辺アングラーだけど、我ながら面倒くさいヤツだと思うけどね。実験として発表してるから、そういう見方もあるってことだよね。

 こういうのは普通、スレッズで王様の耳はロバの耳的に言うんだと思うけどnoteで言ってみた。

でも勉強になった。
色々考えさせらるってことは、結局いい実験だったのかもしれないし、タメになったと思う。


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