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反転学習10回目:ベネフィットファインディング

10回目講義の中で登場した「逆境に直面した際の3つの反応」を考えながら、私が乗り越えてきた出来事を振り返りました。

〇弱る・壊れる(フラジャイル) 
 → わずかな人
〇乗り越える(レジリエント)
 → ほとんどの人
〇より成長する(アンチフラジャイル)
 → わずかな人

逆境に直面した際の3つの反応 松村亜里 ポジティブ心理学コーチング第10回より

人生のグラフの中で、私の人生における深い谷であったマイナスの期間は2回あります。
1回目は、私が高校生の時に母が他界したとき。
2回目はつい最近、子どもの不適応がきっかけで家庭内のバランスが崩れたときです。(きっかけとなった出来事はもう4年前!)

逆境があっても、ほとんどの人が乗り越えられるようです。 壊れてしまう人はわずかです。 私が1回目の谷も乗り越えたのは、まさにその通りだと思います。 しかし、一人でそれを乗り越えたわけではありません。 残された父との二人暮らしや、その時に周囲から支えられた多くの人々がいたからこそ、とも思います。

この時は、逃げ場のない現実と、母が残した言葉や周囲の励ましによって、ただただ精いっぱい生きることができたのだと思います。 後から振り返れば、その言葉に縛られた経験が、後の時期に必要のない苦しみをもたらしたかもしれませんが、乗り越えたという事実だけはあります。 壊れない=乗り越えるとも言えるでしょう。

2回目の逆境は、ポジティブ心理学に出会ったことで、私はより成長し、乗り越えることができましたが、ほとんどの人が乗り越えるという点を考慮すると、仮にポジティブ心理学に出会わなくともこれも乗り越えられたのかもしれません。(乗り越えた結果は今より良いとは思えないけれども)
父の関わりによる不安定さが、私の子育てに影響を与えてきました。1人目、2人目の時も、それぞれ子どもの問題として、子どもたちが私に気づかせようとしてくれていたのですが、父のように、私も子どもを力ずくで押さえつけようとしました。乗り越えたという表現は正しくないかもしれませんが、子どもたちの心には傷が残りましたが、表面上の問題は消え去りました。
3人目も同じく問題が表面化しました。この時も私も力業でねじ伏せようとしましたが、今回ばかりはどうにもならないな、と感じました。私が家の外、社会(ここでは学校)を頼ろうとしたとき、ここで父が力技をふるいました。ここで疑問を感じた私はポジティブ心理学にたどり着いて、学びを始めました。
学びを始めると家の中のバランスが徐々に崩れ始めました。
バランスが崩れた一方で、再構築も始まっていたように思います。私にとって、これまでの自分が崩れ去り、あたふたする毎日だったのですが、新しい家族の在り方を夫が先に描いていたため、私はあたふたし、変化に心も追いつきませんでしたが何とか前に進むことができました。何度も元に戻ろうとしてしまう自分も出てきましたが、何とか変わり続け、元に戻ることなく前に進めることができたのだと思います。

ポジティブ心理学の5つの要素がすべて備わっていたことで、2回目の逆境を乗り越えることができたと感じました。

Positive Emotion:ポジティブ感情
素敵な人々とのかかわりによって、ポジティブな感情を経験する機会がありました。この交流は私に希望や喜びをもたらしました。
Engagement:没頭や没入(フロー)
学ぶ時間や好きな活動に没頭することで、心が満たされる「フロー」の状態に入るよう心がけました。この没頭状態は私の心をリフレッシュし、逆境に対処する力を高めました。
Relationship:豊かな人間関係
学ぶことによって新しい人々との絆が生まれ、豊かな人間関係を築くことができました。学び仲間のサポートと励ましは、私の精神的な強さに繋がりました。
Meaning:人生の意味
悩みながらも、自分の人生に意味があることに気づきました。特に、世代間連鎖を断つことや繰り返しを防ぐことが私の人生の意味となりました。
Accomplishment:達成
講座を受講して修了することで得られる達成感は大きかったです。これは私の自信を高め、逆境に立ち向かう力となりました。

勇気を出して講座やコミュニティに参加したことで得られたつながりは、逆境を乗り越えるための重要な支えとなりました。これらの要素が組み合わさり、私は逆境を克服することができたと感じています。

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