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武装勢力が海底通信ケーブルを破壊⁉

このようなニュースを目にしました。

要約すると、イエメンの武装組織であるフーシ派により、サウジアラビアとジブチを結ぶ4本の海底通信ケーブル切断され使用不能に陥っているとのこと。さらに、海底ケーブルの専門家は『ケーブルの修理を担う船舶のコストについて「1隻当たり6000万ドル(約90億円)から1億ドル(約150億円)」と概算』しているとの事です。
無論、他にも海底ケーブルは有るので、実際の通信に係る影響は少ないとの事ですが、「そもそもなぜ海底ケーブルが切断されるの?」って思ってしまいますよね。

BBC Newsより

以前、僕が有識者として「警察庁サイバーセキュリティ政策会議」に参加した際、同じく有識者として参加されていた大学の先生が、セキュリティの重要要素として海底ケーブルがあるが、マンホールの蓋みたいなものを開けるとケーブルが出てくるので、切断されたらそもそも通信が出来ないと…

そう、海底ケーブルだけど、それを使う人間は陸にいるので、端っこは陸上にあるんですね。文字通り「海底」にあれば、ケーブル自体を確認する事も難しいと思いますが、陸上では、雑多に置かれている可能性もありますよね(少なくとも僕が見た写真からは、「雑多に置かれていた」と個人的には感じました)。

当たり前だけど、盲点ですよね。
電車の送電線も、切断されたら電車が動かないですよね。

とは言え、電車の送電線は簡単に切断できると思えないし、海底ケーブルも簡単には切れないでしょう。

今回のケースは、武装組織によるものと報道されており、破壊に必要な機器を持っていると思いますが、同様のケースは起きて欲しくないですね…

としか言えない…

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