見出し画像

【健康になるために】地球に優しい生活より自分に優しい生活を①

結婚をして家事をするようになってから、健康的な生活をしなければならないと思うようになった。

その頃から有機野菜などに興味を持ち、度々購入するようになった。

子どもができると、健康的な生活に対する思いが加速していったように思う。

最初は食べ物だけに気をつけていたけれど、そのうち洗剤などの日用品にまでこだわるようになった。

家族の健康のためと言いながら、やっぱり私が健康を手に入れたかった。

私は10代の頃から、肌荒れや鼻炎、喘息、疲れやすさ、冷えなどを抱えていた。それをどうにかしたかった。

食事を気をつけたら全てが解決するのではないかと、一時はオーガニックな野菜と玄米を食べる食事もしてみた。

表面上の知識しかなかった私は、玄米で胃を痛めた。

酵素玄米がいいと聞き、今度は酵素玄米を数ヶ月炊き続けた。確かに食べやすくて良かったけれど、手間がかかって続かなかった。

オーガニック野菜のセットを注文するようになるも、日々疲れ切っていて料理に時間が割けず使いこなせないことが多かった。

それでも注文し続けたのは、生産者を応援しているからと自分に言い聞かせた。

家の掃除もナチュラルなものでやらないと子どもに影響があったら大変だと思った。重曹やクエン酸を使った掃除は、正直面倒だった。それでも続けた。そのうち、掃除をしたくなくなった。

シャンプーや歯磨き粉なども気になるようになった。

石鹸由来のシャンプーで洗うと、子どもの髪はそれほどではないけれど、私の髪はゴワゴワになった。

私はどんどん神経質にこだわっていったけれど、どれも日常生活に溶け込むまでには至らなかった。

表面上はこだわっていたけれど、裏では全く使いこなせていなかった。

夫はそれに対して怒ることもなかったけれど、私が用意した歯磨き粉などを使うことはなかった。

そういえば。私がいない間に夫が漂白系洗剤を購入して、洋服のシミを落としていたことがある。それを見た私は許せなくて「こんな洗剤使わないで!」とブチギレたことがある。

あんなに洗剤の恐怖を説明したのに!
どうして分かってくれないの!

夫に対して心底怒っていた。

何も分かってない。と、夫に対しても、親に対しても、周りの人にも思っていた。

そう思っている裏側で、地球に優しい家事を全くやりこなせていなかったし、むしろ大きな負担となっていった。

疲れがどんどん溜まっていって、夜ご飯なんか作りたくないけれどそうもいかないので、ビールを飲みながら感覚を麻痺させてご飯を作った。

生活に創意工夫はなく、全て間違わないようにマニュアルに忠実に、ヘルシーなあの人が実践していることを真似をする日々だった。

同じようにすれば私もあの人のようになれると思った。

地球に優しい生活をすれば私は元気になれるし、子どもも間違いのない道に進めると思った。

続く。




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?