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「国際結婚して大変だったこと」2022/2/17の日記

今日は日記というか回顧録。

国際結婚してしばらく経つ。大変なことをまとめてみる。

①ジロジロ見られる

これは日本にいた時の話。

あまり海外の方と接した経験がない人は、都内でもすれ違うときにジロジロ奥さんを見てくる。これは奥さんも嫌いだし、自分が一緒にいるときは自分も不快に感じる。

都心部ならまだ「見てないっぽく見てくる人」がほとんどなので我慢もできるが、ちょっと都心部を離れたり、もしくはお年寄りだったりすると「ジ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ」と見てくることもある。視界から消えるまでジロジロ見てくるのだ。

これがしょっちゅう起こるので、「ジロジロ見てくる人」と「全く見てこない人」の判別ができるようになってしまった。「ジロジロ見てくる人」とすれ違いそうになったときは、「逆に先手を取ってこっちからめちゃくちゃ見る」という作戦をとることにしている。これは割と有効。これをやると「ジロジロ見てきそうな人」も目線を逸らしてくれる。

ちなみに、当の奥さんはというと、あまりにひどいときは「笑顔で手を振る」「こっちから日本語で挨拶する」という作戦をとることもあるらしい。すぐどっかに行ってくれるとのこと。そりゃそうだ。

外を歩いているだけでジロジロ見られるのは結構なストレスになる。

②賃貸物件を決めにくい

日本の賃貸事情では大家さんに決定権があることが多く、大家さんが「ノー」といえば家を借りることはできない。

不動産会社に行って住む場所を決めようとしていたとき、現地の下見も行い、書類審査も全て通り、あとは大家さんの許可をとるだけ、となったところで「外国人の方には家を貸せません」と断られたことがある。

ちなみにそのときはすでに教員として勤務していたので、「日本人の公務員が一緒でもダメですか」と粘ったが、やっぱりダメだった。

地域にもよるんだろうが、これは大変だった。おかげで住むところがギリギリまで決まらず、家財道具一式を揃えるのも大幅に遅れてしまった。

もっと海外の方に優しくなろうよ!!!

③英語を奥さんから習ったと思われる

奥さんがアメリカ人だとわかると、

「あ、それで英語ができるんですね〜」

と言われることがある。

これ、やめた方がいい。

「(独学じゃなくて)奥さんから習ったんですね〜」

というニュアンスに聞こえる。

本人、英語の勉強はとっても苦労してます。何度英語ができなくて泣いたことか・・・。徹夜で英語の課題も何回もやったものだ。懐かしい。

ちなみに、これの逆バージョンも奥さんに結構あるらしい。同じくイヤだそう。完全同意。

ちなみに自分は英検1級、奥さんは日本語検定1級(N1)を持ってるぞ。奥さんは日本語もペラペラだ。

④会話相手が奥さんではなく自分に話してくる

薬局のレジとか、地元のお医者さんにかかった時など、「自分+奥さん」で誰かと話すとき、奥さんマターでも自分に話してくる人がいる。

奥さんが会話を始めても、その返答がなぜか日本人の自分に返ってくる。この会話の三角形はやめた方がいい。

これは奥さんにとってめちゃくちゃストレスだ。

見た目がバリバリ外国の方でも、話しかけてきた人に返答しましょう。自分も、奥さん専用の通訳ではない。

「別にええやん」と思うかもしれないが、そのあとストレスを感じた奥さんと過ごすのはこの私、というのもある。

⑤公的手続きが面倒

婚姻届や年金の手続きなど、外国の方はとにかく余計なステップを踏まないといけないことが多い。

例えば、婚姻届を出すときは大使館から書類を取り寄せたり提出したりしないといけない。

日本の役所に提出する婚姻届の書き方も何度も確認が必要だった。奥さんにはミドルネームがあるのだが、日本の婚姻届には「姓」と「名」を記入する欄しかない。

他にも、奥さんの名前はカタカナ表記かひらがな表記か、それともアルファベットか?奥さんの実家の住所の書き方は日本式(都道府県から市区町村へ)か海外式か(市区町村から州へ)?

とにかく全て記入するだけでも難易度が勝手に「おにモード」になってしまう。これ、なんとかならないのだろうか。


今日は思いつくだけでも5個あげてみたが、多分まだまだある。国際結婚は思ったよりハードルが多い、というお話。

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