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自己愛性パーソナリティ(人格)障害とモラルハラスメントとストーカーの共通項

自己愛性パーソナリティ(人格)障害とは?

自己愛性パーソナリティ(人格)障害とは

一般的には、非常に横暴で自己中なナルシストと言う様に思っている方がいますが実際には少し違います。

当人の幼少期の頃の生育環境によって自分と言う物を見失った事から、幼少期のの頃に健全な自尊心を育てる事が出来なかった自分をも愛する事が出来ない自尊心の病であり障害ともいえます。

自尊心の障害とは、本来の自分と言うものが分からない惜しくは認識できないということです。

本来の自分が分からない為幼少期の頃から成長期に至る迄二つの偽の自分を頭の中に作り出します、それは、非常に俺様で王様的な自分と劣等感でダメな自分と言う二つの偽の自分を頭の中に作り出します。

俺様で王様的な自分が前面にいてうまく言っている時は良いのです、例えば周りの人が常にその人を持ち上げて凄いですねと、常に賞賛の声を欲しています。「どうだ俺は、こんなに凄いんだ。こんな事も出来るんだ!」と過剰なまでに賞賛を欲しアピールします。しかしそれが一転して、何かで上手く行かなかったりすると劣等感でダメダメな自分が全面にたち、そうなると、いつまでもくよくよ悩んでいたり周りの人に対して愚痴が止まらなくなったり不平や不満も止まらなくなり常に他の何かのせいにして「俺が本気を出せばこんなもんじゃない!」とばかりに「俺は○○でこうやって上手く行ったんだ文句あるのか!」

とこのように自分の劣等感を誤魔化すかのように自慢話も多くなります。ほかにも自分の劣等感を誤魔化す為に又明らかに自分に非があるとしても決して謝ったり、謝罪することありません。

それどころか相手の言葉尻をとらえて逆にその言葉を捻じ曲げてお前が悪いと言う様に返してきます、なぜなら、自分と言うものが無い、もしくは分らなくなっている人は一度相手がそれがただの注意や助言それどころか自分はこう思っているという意見や主張だったとしても自分のすべてを否定されたと言う様に感じてしまうのです。そうなるとガラス細工の様な脆い自尊心が壊れてしまいそうになり、その脆い自尊心を必死に守ろうと相手に対してぶちぎれて怒ったり怒鳴ったりして時には実際に暴力が出ることも、自分の心(偽の自尊心)を守ろうとします。そして自分の劣等感が刺激されたり耳に痛い事を言われて、言い返したり、やり返せなくなると立ち上がれなくなってしまうのです。もっといえば挫折や失敗に耐えられない人ともいえます。


なぜ挫折に耐えられないのか。実は、俺様で王様的な自分が最終的に求めているものは、自分は非常に特別存在で完璧で完全無敵で何でも出来る俺に不可能なんて物はないんだ。どんな事でもパーフェクトに出来ると言う、まるで、神の様な万能な自分や全能な自分を追い求めているからです、言い換えれば超完璧願望=超パーフェクト願望を持ち合わせています、だからこそ自分こそゆういつ絶対な自分は失敗等あり得ないし認めることが出来ないのです。

そしてそういった神の様な万能感や全能感を追い求めても人は完璧にはなれない存在です。

もっと簡単に言えば自分の頭の中にある理想の自分と頭の中に作り上げた自分にとっての自分だけの自分の都合の良い自分だけの理想の世界と言う妄想又は、幻想の世界に生きているのです。


そして一度失敗して挫折してしまうとその挫折から這い上がる術又は、失敗をどうリカバリーして良いかも分からず這い上がる術をもっていません。そう言うタイプの人は、挫折又は失敗した現実を見たくないばかりに頭の中に作り上げた完璧な理想の自分に逃げ込むか、失敗や挫折した現実に耐えられず最悪自殺(自死)と言う選択をしてしてしまう人も居ます

こんな時その挫折や失敗を受け止めてくれる心の中にある存在こそが本来の自分であり等身大の自分なのです。そして、自己愛性パーソナリティ(人格)障害の人は、幼少期の生育環境によって本来の自分(等身大の自分)が分からなくなっているために挫折から立ち上がれず、自分が間違っていることも認めず相手の言っている事も、それが一般的で常識的な事でも否定して認めることが出来ないのです、なぜなら自分は、常に完璧でパーフェクトな存在な自分でいたいからです。

だからこそ失敗や間違い等本人にとっては、あってはならない事なのです。

自己愛性パーソナリティ障害の人は、下記の6つの特徴を、持っています。

1. 自分の 事を、有能だと思っ て いる。 

2. 他者からの賞賛を、執拗に求める。 

3. 共感能力が、欠如 もしくは無い。 

4. 自分の欲求を、満たす為に、他者を、不当に、利用する。 

5. 傲慢で、横柄で、ある。 

6. 自分を、非難する人の事を、自分に、嫉妬し ていると、考える。

もっと詳しく自己愛性パーソナリティ(人格)障害の事を知りたい方は下記の書籍を参考にして手に取って読んでみるのもよろしいと思います。

自己愛性パーソナリティ障害のことがよくわかる本 (健康ライブラリーイラスト版) (日本語) 単行本

心のお医者さんに聞いてみよう 自己愛性パーソナリティ障害 正しい理解と治療法 (大和出版) Kindle版

結局、自分のことしか考えない人たち:自己愛人間への対応術 Kindle版

自己愛性パーソナリティ障害 Kindle版

困った性格の人とのつき合いかた Kindle版

そして自己愛性パーソナリティ(人格)障害の人は、身近な人、主に夫婦や子供に対してモラハラ(モラルハラスメント)やあまりに耐えかねて逃げ出すとストーカーに変貌しやすい可能性があります。

詳しくは、下記の書籍を読んでみてください。

精神病院の勤務者が教えるモラハラ対策あなたを傷つけるあの人は自己愛性人格障害かもしれない Kindle

せっかくですからストーカーについての特徴もお話します。

自己愛性パーソナリティ(人格)障害・モラルハラスメント加害者は、ターゲットが逃げようとするとストーカーに変貌しやすい。

自己愛性パーソナリティ(人格)障害者・モラルハラスメント加害者はストーカーに変貌しやすい特徴があります、なぜなら自己愛性パーソナリティ(人格)障害者と・モラルハラスメント加害者は、ストーカーは同じ共通する部分があります。

その共通する部分は結局、自分と言うものが無いと言う事です。

特にストーカの場合は自分が無いだけでは無くその自分さえも嫌っているような処もあるます。

良く相手の事が好きだとか相手に対して愛してる等としてきたりするのを見かける光景がありますが、本当は相手の事等は、好きでも愛しているわけでもないのです。「そんなことは無い俺は本当にその人の事が好きだし愛してもいる」と言ってくることもありますがそれではもしあなたの事をふってしまったら貴方潔く諦められますか?もしこの問いにいいえと答えたならば全てとは言いませんがストーカーなる確率は高いと思われます。

ストーカーの目的と本当の本音

相手の事が好きでも無ければ愛している訳でも無いとしたら何故その異性と付き合うのでしょうか。その答えはたった一つしかありません。

それは相手の事が好きでもなく愛してるわけでも無く只ストーカー自身がこの人この異性だったら支配できそうだなと言う一点のみです。そして常にまるで獲物を追い求めるような目線と嗅覚でターゲット探し出し運悪く選ばれてしまっただけ何です。そういう嗅覚だけは、異様に優れているのも中にはいます。

ストーカーに取っての支配とは如何言う事か

それは相手を自分の思い通り操りコントロールする事にあり、操りコントロール事によって相手の人生を乗っ取るもしくは奪い取る又は相手の人生その物を所有したいのです、相手の人生を所有するとはどう言う事か、それは相手のその人の存在や身体・人格・性格・考え方・過去の経験・スキル・能力・人間関係・金銭面での経済的な事迄すべて所有したいと本気で思い込みたいだけなのです。

別な言い方をすれば相手つまりターゲットとなってしまったその人の人生その物に執着し依存しているとも言えます、もっと簡単な言い方をすれば、ターゲットを完全に自分の所有物にする、そして、所有物である以上意見も口答えも一切の反論も許さない、まさにご主人様と奴隷の関係です、ご主人様と奴隷の関係である以上奴隷に対してどう扱ってもいいし最悪殺しても俺の持ち物だからどう扱っても良いという考えなのです。そして、そうする事によってターゲットを徹底的に支配し時にはモラハラ(精神的・言葉による虐待・苛め・からかい・マウンティング)等、精神攻撃を使ってでも、ターゲットを精神的に苦しめ相手の意思さえ奪い取る事によって相手の人生を完全に自分の物に出来たと実感出来るからです。

なぜストーカーはターゲットとなった人にそこまで異常な執着心を持ち支配したがるのか。

結局、最初の結論に戻ってしまいますが要は根本的に自分と言うものが無いからです。他には、見捨てられると言う不安が異常に強い傾向があります。

自分と言うものが無いと言う事はどこか心の中にぽっかりと大きな空洞がるからです。言わば満たされない部分です。幼少期の頃に余程過保護に育てられか、又は余程過干渉で厳しく育てられたか分かりませんが、どちらにしろ、その空洞の穴を埋める為に別の何かで埋めようとします。

偶々それが運悪く貴方というターゲットにされてしまっただけなのだと思います。

そして万が一ストーカだと言う事に気づいて被害者が逃げたならば自分のターゲット=自分の所有物を取り戻す為にあらゆる手段を使ってでも探し出すと思います、この時ストーカーは、心の中で「奪われたものを取り戻せ」と言う心の声が聞こえてくるそうです、それぐらいストーカーの心理状態は異常な状態です。

ある意味薬物中毒で禁断症状に近い状態で本人の頭の中は脳内麻薬が切れて禁断症状で苦しんでいる状態で精神的にも相当苦しんでいます。その為その苦しみを解消する為に、ターゲットが完全に自分の手の届かない所にまで逃げていてもどんな手段を使ってでも見つけ出してやろうとします、そしてそれを見つけ出すには、膨大な手間や時間・お金を(大金をはたいてでも)見つけ出し、それこそありとあらゆる方法で、探し出そうとします。なぜならストーカーにとっては、ターゲットが離れて逃げる事、自体が耐えがたい苦痛なのです、その為、ストーカーにとっては相手が逃げる事自体苦しみ以外の何物でも無いのです。だからこそ、こんなに苦しめる位ならと、ターゲットに対して憎しみや怒り・恨み・憎悪が生まれそこにはターゲットに対して俺(私)をこんなに苦しめるのなら見つけ出して殺してやると、殺人を厭わなないという風に考えがかわってきます、もうここまで来たら完全に異常な精神疾患とみて間違いないと思います、

ストーカーは相手(ターゲット)の反応その物を楽しんでいる。それがストーカーにとって良くも悪くも脳内麻薬が分泌されてそれが脳の報酬になってしまう

ストーカーには、一つの特徴があり何で相手に対しても自分だけに都合の良い解釈で受け取ってしまうと言う事です。

相手が明らかにあなたの事を嫌っていてはっきりと「あなたの事は、正直に言って嫌いですからもう関わらないでさい今度、近づいたら警察を呼びますよ!」とはっきりと拒絶したにも関わらず、その事実を捻じ曲げて解釈し「俺の事を嫌いって言ってるのも恥ずかしくって照れているだけじゃないの、そんな姿も可愛いよ」とか他に付き合っている異性の方が居たら「その人とは嫌々付き合っているだけで本当は自分が好きなはずだ」とかなりねじ曲がった思い込んだ解釈で受け止めて仕舞うのです。

例え、罵倒されようが気持ち悪いと言われながらも、ストーカーにとっては、褒め言葉であり、罵倒や侮蔑の言葉だろうと一時でも、自分に構ってくれた事、そのこと自体が、ストーカーにとっての脳内麻薬を分泌させる脳の報酬となってしまうようです。所謂、事実を事実として見ない、今起こった事実をそもそも見ようとしないので、そこから考えても認知が相当歪んでいる状態だと思われます。

その様な意味では、相手がどのような反応を仕様が喜ぼうが怒ろうが悲しもうが恐怖を感じようがターゲットの反応が欲しいのであって、それが+であろうと-であろうと相手の反応その物が欲しいという状態になってしまっています。ここ迄くると完全にストーかーとターゲットが同一視していると思います。(※ ストーカーの方が思い込んでいる状態です,それもストーカーの一方的な思い込みにすぎませんが)

ストーカーの異常な心理について下記は、の書籍がありますので参照してみて下さい。

「ストーカー」は何を考えているか(新潮新書) Kindle版

ストーカー - 「普通の人」がなぜ豹変するのか (中公新書ラクレ) Kindle版

ストーカー病―歪んだ妄想の暴走は止まらない― 単行本(ソフトカバー)

ストーカー加害者:私から、逃げてください 単行本

デートDV・ストーカー対策のネクストステージ ―被害者支援/加害者対応のコツとポイント― 単行本

改訂 ストーカー 被害に悩むあなたにできること―リスクと法的対処― 単行本

DV・ストーカー対策の法と実務 単行本

ターゲットが逃げて自分から、完全に手の手の届かないところにまで逃げ切った時いよいよ逆に、より相手に対する執着と執念、憎悪が一層増してストーカーは相手に対する憎しみや怒り・恨みが募りこんなに苦しい思いをさせるのならば、相手を殺害して自分も死のうと考えます。

相手を殺そう、殺害しようというまでに至った場合もはや恨みと怒りと憎しみと執着・逃げた相手に対する執念が凄まじく頭が一杯になりもはや相手を殺す事で頭が一杯になり相手を殺すしか自分の苦しみを緩和する事が出来ないと本気で思いこんでいます、そのような意味ではターゲットに対して恨みと怒りと憎しみと憎悪と執着の中毒症状になってしまい完全に法をもってしても完全に歯止めが利かない理性と言うブレーキが壊れた状態になっています。

いわゆる、今でいう失うものが何も無い、恐れるものが何も無いと言う無敵の人と化すのです、無敵の人と化すと最早ストーカー本人が死刑になろうと自分の死すら恐れない無敵の人と化しているので、もはや法的な罰則があろうと例え警察に逮捕されその後裁判に、かけられて死刑を言い渡されても相手に対して、いかなる手段を用いてでも絶対に自分が死刑になってでも必ず殺してやるという相手に対する執念と執着で頭が一杯になりとにかく相手を殺したい思いで心の中が一杯になっております、そうなると死をも恐れない失うものが何も無い無敵の人の出来上がりです。

そこには自分と言うものが無い人は。同時にそんな自分をも同時に心底嫌っていて、そこには自分の命すら蔑ろにし嫌っている所もあります、だからこそ相手の人生に入り込み執着し依存しちょっとでも裏切られたと感じたら勝手に恨みや怒りや憎しみを募らせそして最終的には自分の元を去ったら「奪われた物をとりかえせ」と心の中に響く声に従って、相手を殺すことでようやく相手の人生を完全に自分の物したと本気で思い込み実感したいのです。しかしその後は、例え相手を殺害し思いを遂げ一瞬の達成感は得るでしょが、自分の苦しみはそれでも、消えることは無いと知り愕然とした気持ちと絶望感で一杯になりその絶望感を打ち消すために自分の苦しみや苦痛を消す最終手段として自殺と言う方法をとる人もいます、これも自分の命すら顧みない人だからこそ躊躇いなく、こう言う方法が取れるのだろうと思います。

そういう意味では、ターゲットにされた被害者の方もストーカー加害者の方もお互いに幸せになる事はありません。どんなに相手に対して執着していようが依存していようが最後に待っているゴールの先には誰もお互いに幸せにならない、お互いに破滅しか無いと言う言わばマイナスに向かう破滅に向かう自己実現でありその先には誰も幸せを感じることなくただ周りの関わってしまった人も、非常に後味の悪い非常にやり切れない思いだけしか残さない物だと思います。


次回は、モラルハラスメントとは何か?について書いていきたいと思います。


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