TVアニメの声優になりたい人へ

こんにちは~

前回の声優の話の続きです

声優と俳優は演技する、という事は同じですが大きな違いは…

声優は出来上がった絵に合わせて演技をしなければなりません

既に映像でキャラクターが演技しているので、それに合わせなければいけません

しかし、ただ映像に合わせて演技をしてるだけじゃダメです

アニメのキャラクターは、いくら上手く描かれてたとしても生身の俳優には

表情芝居とか演技では…とても、かないません

なので声優はアニメのキャラクターを声の演技で肉付けしてあげなければならないのです

俗に言う「絵に命を吹き込む」って奴です

ちょっと真面目な事を言ってしまいました(汗)

あと声優が苦労するのは口パク合わせです

つまり、既に映像のキャラクターは口パクしているので…

それに合わせて、しゃべらなければいけないのです

キャラクターの口パクがセリフより長かったり短かったり、

ブレス(息継ぎ、文章で言うと読点「、」)の位置が微妙だったり…

それはそれは大変です

(あまりにもキャラクターの口パクの長さが酷い時は

セリフを足して伸ばしたり、セリフを切って短くしてはくれますが…)

昔はフイルムだったので…台本だけ先に貰って読み込んで映像は当日、

通しと言って一度ノンストップで観ます

その時に口パクの長さブレスの位置とかを確認しなければなりませんでした(大変ですね)

今はビデオになったので一週間前にビデオを貰って先に観て口パクを確認できます

今も昔もTVアニメのスケジュールは悪いのでAR時に完成版ではなくて

タイミング(キャラクターには色が付いていますが表情が直し前だったり背景が無かったり…)

や線撮り(キャラクターに色が付いていない&当然、背景にも…)

が多いです

背景が無いと、その場の情況がわからないし、キャラクターの表情や演技が直し中だったり…

なかなか大変です(汗)

ちょっと長くなったので今回は、これで終わらせていただきます

まだ描き切れてないので次回も今回の続きを書きます

ご拝聴ありがとうございました

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?