324. LGBTは否定はしないけど、クレヨンしんちゃんの映画にオカマが出なくなってつまらなくなったと思いませんか?(追記 9月12日19時30分)
私はクレヨンしんちゃん自体をほとんど観ないので(特に映画)どんなオカマキャラが出ているのか知りませんでした。
そこでちょっと調べてみると以下のような記事がありました
ちなみに「オカマ」を調べると、次のようにありました:
私は「笑い」の研究をしたことはありませんが、人を笑わせることを仕事にしている人は大変だなぁと思います。
さて、本題に入ります。「つまらない」の反対は「面白い」でしょう。
「オカマキャラ」(が出ていた映画)は面白かった、けれども今はつまらない。
これはとんねるずの石橋さんの演じた「保毛尾田保毛男」と似ていませんか?
「男なのに(しぐさなどが)女っぽい」
「男なのにオネェ言葉を話す」
・・・
「男なのに男が好きになる」
こういうことを書くと「ポリコレ云々」と言われますが、もう世の中は「オカマを笑いの対象にする」時代を終わらせた(終わらせようとしている)のではないでしょうか。
みんなの意識が変わってきているのだと思います。
保毛尾田保毛男やクレヨンしんちゃんのオカマキャラを懐かしんでいる人は過去にしがみついている、と言ってもいいかもしれません。
余談ですが、わたしはドラマの「半沢直樹」が好きで毎週観ていました。そのなかにも「オネエ言葉」を話す主人公のライバルが登場するんですが、私は「なぜライバルのこの人物をオネエキャラにしなければいけなかったのか」がいまだによくわかりません。
また、私が不思議に思うのは、男性っぽい女性(「おなべ」と言われます)がお笑いの対象としてテレビや漫画であまりとりあげられていないのではないかということです。
同じ同性愛なのに、オカマは笑いの対象になるけれど、おなべキャラはならないということがもし本当にあるのなら、そこに「男女の差」が隠れているように感じます。
「オカマは笑っていいもの」という心理があなたのなかにもしあるのだとすれば、それはその人たちを蔑んでいないでしょうか。その人を自分よりも下に見ることで自分の安定性を確保していることに喜びを感じていないでしょうか。
ちなみに、「オカマ=同性愛の男性」とは限らないかもしれません。体は男性ですが、心の性(性自認)は女性というトランス女性もいらっしゃいます。
今回はクレヨンしんちゃんというアニメーションの話でしたが、現実の社会でトランス女性がハラスメントを受ける事例もあります。
また、以前の記事でも紹介しましたが、お笑い芸人の方も「オカマキャラ」についていろいろと考えていらっしゃるようです:
テレビ、ドラマ、映画などで「オカマキャラ」でお笑いをとる時代はもう終わったように思います。
(カマたくさんやDELIVAさんのように自身がゲイであることをオープンにしている方(インフルエンサーと呼ばれる方)の場合はまた別だと思います)
私は「オカマキャラを使うなんて差別だ!」と決めつけているわけではありません。
みなさんに次のようなことを考えていただきたいと思っています。
「オカマキャラは面白い」という感覚がどこからくるものなのか、「オカマキャラは笑っていい」のはどうしてなのか。
最近そういうキャラが使われなくなってきた背景はなんなのか。
逆に「男性っぽい女性(おなべキャラ)が笑いの対象にならないのはなぜなのか」。
現実世界でトランスジェンダーの方を笑いの対象としていいのか、ダメならそれはなぜなのか。
最後に、私がこのように記事にして書いていることがすべて正しいとは私自身思っていません。
上で考えていただきたいとしたことに正解はないかもしれません。
それでも、今回の「クレヨンしんちゃん」のオカマキャラをきっかけにいろんなことを考えてみることは大切だと思います。
参考資料
俺の嫁ちゃん、元男子。【映画クレヨンしんちゃん】大活躍!オカマキャラ5選【LGBTQ】
画像:UnsplashのStormy Allが撮影した写真