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DAY 22. ボゴタ

1月26日
bogota 街ブラ2

南米もそれぞれの都市にもっと長く滞在したかったのは山々であるが、現状許されるのはこのくらいが精一杯。

何故南米だったのか

そもそも、何故こんなに執着して南米に行きたくなったかを振り返ってみると、きっかけは3年前の骨折。大腿骨を骨折して4ヶ月の入院をした。

その時のリハビリの理学療法士の方が、若い頃バックパッカーで世界中を回った話をよくしてくれていた。

自分にとっては無縁な場所だと思っていたが、気がつけば俄然近い存在になっていた。
振り返ってみると、仕事を含めて色々な場所に行ったが、南米と、アフリカは未踏の地であった。
興味関心はあったものの、自分ごととして考えたことはなかった。

最初にも書いた記憶があるが、この歳になって、これから先、半径数十キロの範囲で、自分の一生を終えることの焦りのようなものが沸々と湧いてきた。
経済的にもそうであるが、体力的に、思いっきり旅をして、今見ておくものを今見よう!後悔を残さないような人生でありたい。と思うようになった。

加えて、ジムで一緒になる、自分にとっては子供くらいの年齢な方も、若い頃、同じくバックパッカーで世界をまわったという。
若い頃の経験はそれなりの意味があり、人に薦めるが、歳をとったシニアが、しかもひとりで世界を周るなんぞ、その意味を他人に説明することは難しい。
感動をシェアするには同行者がいた方がいいに決まっているが、コミュ障的な人格が、一人旅をも苦にしない。

せめて、何を見て何を感じたかをタイムリーに記すことが、自分にとっての意味だと思ってこれを書いている。

人生最後の南半球の一日

今日は特段決まった行く場所もなかったので、せっかくだから、南米の美味しいコーヒーを飲みたいとそれ一点だけを目的に街に出た。

ウサケンという高級住宅地に美味しいカフェが集中していると聞いて、Uberで出かけた。

宿から20分くらいのエリアに到着した。
車窓からは、右手に軍事基地の脇を通過し、(コロンビアは18歳で徴兵義務がある。)
まもなくウサケンに到着しようとした頃、一軒家の豪邸が延々と連なるエリアが見えてきた。松濤あたりにあるような、庭の緑も綺麗に整えられた豪邸が続く。

到着したのはおしゃれなレストランやカフェやブティックが店を構える通り。
気温は21℃を示しているが、乾燥しており、日差しが暑い。Tシャツで丁度いい。

通りをぶらぶらしいていると、Googleで高評価のカフェを発見。
メニューにはエスプレッソの他にもドリップ式もあったのでそれを注文した。
スペシャリティというやや高い値段の×1 をオーダー。
何種類かの豆の種類から選択する仕組みだが、教えてくれたなかで分かったのは「ゲイシャ」だけ理解できたので、オーダー。

メニュー
ゲイシャ600円。他に追加でバナナドーナツ

ゲイシャ種でこの価格は格安。美味かった。
BGMはラテン系。装飾は極彩色の陽気な店内。
豆も売ってたが、バックパックに入らず断念。

その後さらに散歩して、他のカフェでもう一杯。

明日も早いフライトなので早めに宿に帰ってきた。
午後6時。

朝から、ヘリコプターが何往復もして、消火剤を引っ提げて上空を通過している。

以上南半球最後の一日。航空券のルールで、地球を西回りか東回りで一周することが必須な為、東回りで、北米からヨロッパを経由してあと5日の旅。

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