那智勝浦町昔懐かし話 第64話


               第64話『きんたの大冒険』
 
はい、超ハイスピードの更新であります。タケちゃんの頭の中は、ネタで一杯でありますと言いたい。(本当は少しすきまがあるのよん、でも頑張ります)。今回のタイトル見て、にやりした殿方は、助平であります。またにやりしたお母様方も隅に置いてけません。その昔、つぼいのりお氏の歌でキンタの大冒険と言う歌がありまして、話題になりましたが、その話しではありません。そんなのそのまま書いてfacebookにアップできまへん。
今回は、僕の中学校の時の話です。忘れられない先生の事も書きます。でも、最近は小学校の話書いた思たら、中学と行ったり来たりしてますなぁ。頭の中整理できてない証拠やなぁ。まあ、いきましょか。でわでわ第64話きんたの大冒険であります。
 
はい、僕ら勝浦小学校を無事卒業した(義務教育やから当たり前やけど)仲の町3バカトリオは、N洋服店で買った真新しい制服に身を包みさっそうと肩で風を切り他の小学校からも悪ガキが来る入学式に参加したのであります。そして見事3バカトリオはクラス編成でバラバラのクラスになったのである。でもそのおかげで3人とも新しい友達が出来、その新しい友達も3バカトリオ共通の友達となっていくのである。たとえば今も親友のイサオ君、おったん、だいちゃん、しーちゃん、谷口のよっちゃんなどである。まだおるけど。
僕とイサオ君とは、前にも書いたがクラス別に並んだときに名前に吉がついたので僕の前に並んでいて僕から「おなじ吉つくからよろしく」と話しかけたのが運のつき、それからは磁石のごとくほんま親友になり今も親友であります。その僕らのクラス1年5組の担任になったのが、理科系大学を卒業して中学の教師になったばかりの金田のぼるせんせいである。金田と書き(かなだ)と読む。その頃さだまさし氏がソロになり、雨宿りがヒットしていた。(僕がギターではじめてマスターしたのが雨宿りです。どうでもいいが)そのさだまさし氏に、そっくりであった。黄色の色のついたスケベサングラスをかけ顔はさだまさし、乗っていた車はどぎつい緑色の軽のワンボックスで自分でキャンピングカーみたいに改造していた。そして、科学部の顧問だった。僕とサカジと谷口のよっちゃんは小学校からの友達で、中学で同じクラスになったのて3人で科学部に入った。イサオ君は野球部へ、タコちゃんとナカシャは卓球部へ入った。僕ら科学部へ入った物は特別科学が好きだった訳ではない。なんとなくである。でも入ってからが面白かった。あっそうそう顧問の金田先生は、本人の前では言わないが、皆「きんた」と 呼んでいた。教科は理科てあつた。
科学部では、天気予報をラジオで聞きながら天気図書いたり(やったことがある方は分かると思うが、書き方がわかってくると実に面白い)、アリの巣の観察したり、気象観測したり人体の事を勉強したり結構面白かつたので1年の2学期まで休まず参加した。しかし、3学期になりサッカー部に入りたくなったのであっさり退部してしまった。でも、きんた先生は、サッカ部の副顧問でもあった。そして2年になり、クラス替えもあり担任もかわった。2年生はサッカー部でサカジもいっしょだったが2人とも下手だったので補欠だった。
そして3年生になりまたクラス替えになり3年5組となった。イサオ君といつしょになった。 僕は2年の終わりにサッカー部をやめ帰宅部になった。担任は、又きんた先生だった。3年生になると進学を考えるようになる。僕はあまり成績が良くなく新宮高校に、ぎりぎり合格する程度だった。そしてそのことで僕はノイローゼになってしまった。歩いていても夢を見ているようで足が地面から浮いているように感じる。そんな感じでも毎日学校へは行った。ある日僕は生徒がいっばいいる中の廊下で思いっきりひっくり返った。足が地に着かないのである。でもこんな時きんた先生ははげましてくれた。「ある日俺は、学生の時ひとりでアメリカ横断したこともあるし、九州あの緑の車で縦断したこともあるよ。人生感変わるぞ、受験大変やけどそれだけが人生ちゃうぞ」と。きんたの大冒険である。そんな僕だったがいつの間にかノイローゼは治り、新宮高校にも無事合格できた。合格発表の時僕の自宅に電話があった。「吉野くん、やったね。おめでしう」「あっ、きんた先生ありがとうございます。」「きんたやない。かなだです。あっははは」ときんた先生は笑っていた。
僕らが卒業し、しばらくしてきんた先生も転校したと聞いた。また風の噂でまた、きんたの大冒険をしにいったとも聞いた。僕が13の時で22位やったから今63くらいかな。きんた先生の今の事知っている方いらっしゃいましたら教えてください。またお逢いすることがあれば、「吉野は、りっぱなアホな大人になりましたとお伝えください」
きんたの大冒険、本当に大変おせわになりました。
 
第64話終わり
 

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