那智勝浦町出身の吉村 剛です。那智勝浦町に生まれ育って60年。昔懐かし話を100話書いてます。今回は第1話から30話までのマガジンです。ぜひ、お読みください。今後も31話からあとマガジン化する予定です。
第7話 『和道流博正会勝浦支部』 始めにこの話は、僕の記憶に基づき書いた短編小説であり、当時お世話になった諸先輩方の記憶と異なる事があることをあらかじめご了承ください。 「なあ、タコちゃん、山ちゃん、今日は、K川先生来んのかなぁ~。」タコちゃんは、もうおなじみのT君であり、山ちゃんは、名字に山が付くのでそのまま山ちゃんである。「さぁ~。まだ7時5分やから分からんで~。」とタコちゃん。僕の小学6年生の時の話である。当時勝浦小学校の下のグランド(通用門から上がっていき今の
第10話 『私立 勝浦幼稚園』 記念すべき第10話である。小学生の時の話が多いが今回はもう少し遡って見ることにする。幼稚園の時の話。 「はーるよこい。はーやくこい。あーるきはじめたちぃちゃんが~。」 昭和40年代中頃、当時那智勝浦町には幼稚園、保育所がいくつかあったが旧勝浦町(1区から6区)の子供達の多くは、勝浦幼稚園に通っていた。3歳で赤組、4歳で白組、5歳で青組だった。青組には、その歳から入園してきた子供のために黄組もあった。普通なら3歳の赤組から入園するのたが、
第15話『勝浦温泉花火大会の中止 1』 僕が携わったイベントとしてやはり花火大会の事は避けられない。多分この話を書くことにより反感を買うだろう。しかし、それでは、当時いっしょにやっていた各団体の皆さん、諸先輩達が自分たちの都合で花火大会をやめてしまったと思われ続けるだろう。事実を誰かが書かなくてはいけないと思う。だから当時の花火大会事務局責任者として後世に伝える為あえて書きます。実名で書くことお許しください。 前にも書いたが僕の観光協会への入社は、平成5年12月であ