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固定はネガティブ?

先日、わが家はついに固定電話を解約しました。

30年前、携帯電話がまだ今のノートパソコンより重かった頃。平野ノラ時代。

固定電話は権利(電話加入権)を7万円くらい払って購入し、電話線を敷いてました。無線通話がない時代なので、電話線がなければ遠隔コミュニケーションが取れなかった。糸電話みたいですね。

しもしもーと言いたくなる携帯電話

この権利(電話加入権)はゴルフ会員権みたいなもので、不要になったら転売できたし、払い戻しもできた。なので、いわゆるデポジット金みたいな扱いでした。瞬間に肩こりそうな重さの携帯電話(90年代)

ところが、携帯電話がケータイと表記されるくらいになった頃、もう固定電話いらなくね?と世の中が気づいた。
NTTとしては死活問題である。デポジット金を全部払い戻さなければならなくなったら倒産ってくらいのリスクになった。

で、細かい経緯は失念しましたが、返金などに応じなくて良いことになり、加入権は資産価値を失いました。

で、この固定電話は一定の役割を担っていたものの、いまではリスクでしかない。いまだにFAXとかでやり取りある場合には、必要性が残ってるかもしれないけど。

ここのところ家電にかかってきたのは、調査会社からの機械的アナウンスか、市から委託されてる?ような、詐欺に気をつけましょうという注意喚起の広報。

フリーランスで留守電にしててもうざい。
でやめました。

わが家でこの固定電話をずーっと保有していたのは何かといえば、ひと昔は固定電話番号が信用の一つだったから。
例えばあるサービスなどの申し込みで、固定電話番号を求められることが多くて、番号がないと拒否されることもありました。
いまでいうと、LINEアカウント作るのに、ケータイ番号が必要なのと似てます。

固定電話が必要だと思っていたのは、実は固定概念があったからで、その思い込みは意味がないどころか害でしかなかったと思います。

だから固定とつくものは、人生をがんじがらめにする束縛だと思って、それを証明するために固定から始まる単語を晒すため調べました。

すると、固定客、固定給、固定資産、固定読者と事例が出てくる。

おや、これって悪い意味じゃないよね。むしろ、安定をもたらす言葉たち。
結局「固定」って言葉がネガティブだというのは、思い込みでしかなかった。

思い込み、こわ。

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