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してよい失敗、しちゃいけない失敗

今日はとてもよい天気で、ニートの次男くんも体調が戻ったのか10日ぶりくらいに一緒に散歩に行った。

風もなく陽あたり良好な暖かい日ということもあり、次男くんは半袖のTシャツといういでたちだった。引きこもりだから季節を認識してないのか、おまえは白人のおっさんか!と心の中で突っ込みながら、そこには触れずに、いつも通りその時に思ったことなどを話しながら川沿いを歩いた。

散歩中に時おり川を覗きながら、魚を見つけたり、水鳥を眺めたりするのが好きなんです。この前なんかは、大きな黒鯛を見つけてぼくは興奮したけど、次男くんは側から見つめ冷静だった。つまらん男だ。

いろんな話をするのだけど、ふとぼくが最近みたひろゆきのYouTubeをネタにしてみた。それは、リスナーが質問や相談を投稿したものに、ひろゆきが答えるというものです。
チャンネル登録してないけど、ちょくちょくAIさんがオススメしてくるんで、罠とわかっててもつい見ちゃって、さらにレコメンドされる悪循環にハマってます。YouTubeこわい。笑

その番組では必ずと言っていいほど、相談者はひろゆきにボロクソに言われるんだけど、それをわかってるのに、なぜ相談するのがとても不思議だった。

というようなことを話してると、次男くんはこう答えました。

「よく失敗した方がいいという話があるけど、世の中には絶対しちゃいけないというか、しない方がいい失敗ってあると思う。失敗した方がいいって言える人は、そういう失敗を避けられて、結果、した方が良い失敗だけを経験できてるだけ。」

「しない方がいい失敗をしちゃう人は、それがわからないから、さらに失敗を恐れてなにもできなくなる。」

「わからないから、相談しちゃうんだと思う。」

なるほどな。失敗した方がよいというのは、ある意味、上流的な意見なのかもしれない。
見える景色がちがうのだから、何が起きるか予想することも異なる。至極真っ当なアイデアだね。

さらに、彼はひろゆきの番組は見ることはないと言い切った。
理詰めで正しいこと言われたらその先はもうない、詰んでしまうから、というような理由だった。なるほど次男くんらしいコメントに感心する。

答えを知るとロクなことがないから、ネットやスマホがない世界に生まれたかったという彼は、iPadを2台使いしてYouTube見続けてる強者です。笑

矛盾するとわかっててもやめられない。それが人間なんだね。
そしてぼくは今日もAIの罠にひっかかって、ひろゆきの動画をみてしまうんだろうな。

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