[日記] ファンの資格とポルノグラフィティ

こんな記事を読みまして。

内容としては、ファンに資格なんてないんだよ、〇〇してなくてもファン失格なんてことはないよ、というメッセージです。僕のnoteによく出てくる九条林檎様もよく似たスタンスですね。

これについては完全に同意するものであり、自分は駄目なんだと思い込んで苦しくなってしまう人が一人でも減るといいなというのは僕も思うところです。

ただ、僕個人の話ですと前置きしたうえで、僕自身はファンには資格がある、と思っているという話をします。


「俺ポルノファン失格じゃん」

元々僕は音楽をほとんど聞かないたちで、まれに聞くとしてそのほとんどがポルノグラフィティという生活を送っています。一時期はニコニコでボカロ曲をひたすら聞いていましたが、最近はポルノグラフィティが8割、Angela(ファフナーに限る)1割、Vtuberの歌ってみた1割くらいです。iTunesにポルノとAngela以外がマジで入っていません。

ポルノグラフィティはアゲハ蝶からずっと聞いていて、当時はCDをレンタルしてPCにコピーして聞いていました。新しいアルバムが出るたびにCDを借りてPCに入れるだけで、好きな音楽が供給されるスピードに十分に満足していました。なので二十歳になるまで僕はCDを買ったことがありませんでした。

そんな生活を送っている中、大学生も後半になってバイトを始め、金銭的にも余裕が出てきたころ、ふと思ったんです。あれ、俺はもしかして大好きなポルノグラフィティに対して1円もお金を使ってないんじゃないか。一応レンタルでごくわずかに入っていたかもしれないのですが、とにかくポルノグラフィティが売ってる商品を自分の財布からお金を出して買う、といったことをしたことがなかった。ポルノグラフィティの曲はめちゃくちゃ好きだし、音楽を聞く=ポルノを聞くというくらいには聞いていたのにもかかわらず、です。

それまで自分はポルノのファンなのだとうっすら思っていました。でも、それに気づいてしまってから、「これじゃあ胸を張ってポルノのファンだと名乗れない、ポルノが好きだと公言できない」と思うようになったんです。自由にできるお金がないとか、そういう事情があるならともかく、今は自分で働いて稼いだ自由にできるお金がある。それから僕はポルノグラフィティの新曲が出るたびにCDを買うようになりました。

とはいえ僕はケチなので、古いCDを買うことまではせず、ファンクラブやグッズも買っていません。ライブは2回行きました。なのでまあ最低限というか、全然熱量の高い優良顧客かと言われたらそうじゃないんですが、とにかくこのCDを買うという行為が、自分の中でポルノファンを名乗れる基準になっています。これは自分だけの話であり、CD買ってない人に対してファンじゃないと言うつもりは毛頭ありません。最近はサブスクでポルノが聞けるので、CD買わなくてもどんどん聞いてほしい。昔のポルノもいいですが最近のポルノめちゃくちゃいいです。Zombies are standing outとかTHE DAYとかオー!リバルとかあたりからぜひ。


自分だけの「ファンの資格」

で、冒頭の話に戻るんですけど、ファンの資格。これ、公式にあるものでは当然無いですし、他人にどうこういえるものでもないのは間違いないんです。ただ、自分に課すファンの資格、というのはあり得るんじゃないかな、と思うわけです。

感じる必要のない罪悪感を感じて苦しむ必要はないので、ファンの資格を自分に課す必要も本来ないです。ただ、好きなら理由がない限りは必ずする行動ってあると思うんですよね。例えば僕の場合、ポルノの新曲が出たら買うというのがそれにあたります。もちろんお金や買いに行く時間が無くて買わない、というときがくる可能性もあります。そういう理由がなければ僕はこれからも新曲を買います。あるいは定期的に(月に1度くらい)、ポルノの曲を聞くとか。別のアーティストに新しくハマったら聞かない月があるかもしれません。でも多分2か月に1回くらいは聞きます。逆に言えば、理由もないのにそれすらしなくなったとき、おそらく僕はもうポルノグラフィティが好きじゃないんですよね。

自分だけはそのファンの資格を言語化できるわけです。人によっては僕の基準が低すぎると思うかもしれません。逆に高すぎるという人もいるはずです。分野によっても違って、例えば僕は九条林檎についてnoteにいくつか記事を書くくらいには好きですが、お金を使うのは条件には入ってません。多分最低ラインはTwitterを追うくらいのところにあります。高い方の基準は、残念ながら僕には思いつかないです。自分には甘い方がいい。とにかく、ファンである、という言葉がその人によって定義されている以上、何かしらの基準がそこにはあるはずです。

ファン失格だと思いがちな人って、ファンである、という言葉に対して高い理想を持ってる人でもあると思うんですよね。それだけ高い熱量を持てるというのはすばらしいことです。そういう人は、ファンの資格をこう捉えるといいと思います。ファンでありたいと思っていること。できる範囲で、ファンとして楽しむこと。最近忙しくてとか、お金がなくてとか、新しいアニメが始まってとか、そういう理由があって、実際はやりたいんだけどやれてない、というのはファン失格でもなんでもないです。やりたいと思わなくなって、ファンじゃなくても別にいいなって思ったとき、その人はファンじゃなくなるんだと思います。すべての趣味に対してそう思ったら多分鬱なので気を付けてください。

逆にあんまりファンという言葉について考えてみなかった人は、自分の好きなものに対してどうなったらファンじゃないと言えるか考えてみると面白いかもしれません。ちなみに僕は最近推しとは何か考えているんですがいまいちよく分かりません。AのファンであることとAが推しであることは同値なのか、という命題が僕の中で注目を浴びていますが、おそらく偽ではないか、というのが現時点での予想です。推しに詳しい各位はぜひ教えていただきたい。


なんだかよくわからない文章を生成してしまいましたが、これを読んだ方はぜひ最近のポルノグラフィティ、聞いてみてください。VS、Part time love affair、Montage、MICROWAVEとかおすすめです。昔のポルノ好きならZombies are standing out、THE DAY、オー!リバルは絶対に刺さります。よろしく。



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