保護猫の避妊手術の話

先月、また猫を保護しました。
前の猫は、保護して10日で神様にお返ししましたが、今度の猫は、猫エイズキャリアながら非常に元気なので、かなり長い付き合いになりそうです。

前の猫のときの話

保護したので避妊手術(男の子なので去勢)をお願いしてて、昨日、予約していた日になったので手術してきました。
今日になっていろいろな感情が出てきたので、それを書きたいと思います。
今の気持ちは正直、後悔のような、失敗したなというか、避妊手術に対して、嫌だったという思いのほうが大きくなっています。
保護猫は避妊手術するのが猫のため、ということは言われているのですが、それがなぜかと言うのが自分の中に落とし込まれていません。
結局は人間側の都合じゃないかと思ってしまうのです。
僕は、なぜかわからないけど、保護した子は猫であることは認識しているのだけど、その存在の重さについては人間と変わらないと思っています。命もだし思いもだし存在意義に関してもです。
だから、自分がしてほしくないことは猫にしてはいけないと感じているようです。
避妊することでのメリットが全くないとは思ってはいません。

  • 不幸な命を増やさない

  • 猫の増えすぎを防ぐ

  • 発情期をおだやかな気持ちで過ごさせる

  • 病気を拡散させない

このようなメリットがあるというのはわかります。しかし、このすべては人間側の価値観を猫に押し付けているというように感じています。
3・は猫のためかもしれませんが、自然の姿を人工的にコントロールすることなのかなとも思っています。
このあたりは、わかってるんだけど、それ本当に猫のため?と思っているのです。この考えについては非常に今悩んでいます。多分答えは永遠に出ないと思います。猫に対し、罪悪感を感じています。その罪滅ぼしをするには、僕としては、猫の命に責任を持つことでしかできないと思っています。
今、このように猫の避妊について思ってしまいました。
常識では猫の避妊をするのが普通なので、だから避妊したということではなく、命や生き物の存在意義を含めて納得できる答えを探し続けるのが僕の保護猫活動のテーマになったと思います。
だからといって、猫の避妊について、反対だからやらない、というように考えることもできません。猫の避妊をすることで新たな関係性を猫と築けるような気もするからです。
命のことだから、ちゃんと考えて悩んで納得することを一生懸命すること、これが今保護した猫のためにできることかなと思っています。

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