任せる度合いについて

伊庭正康さんの「できるリーダーは、これしかやらない」を読了。印象に残った点はいくつかあるが、その中でも「方針はリーダーが決め、方法はメンバーが考える」ということについて記しておく。

リーダーポジションをやる機会は何度かあったが、直近で部署が変わったことで、久しぶりにリーダーとしての役割を任されることになったこともあり、この本を読んでみた。上記の言葉が印象的な理由は、過去、私が部下の意見を収集したうえで、やることを決めていたことについて、部下から「あなたはどうしたいんですか?」と聞かれてしまったことにある。自分としては、部下の意見を集め、皆んなで決めたことをチームとしての方針、やり方として進めていくのが良かったのだが、著書にもあるように、これは自分の責任逃れになっていたとも思える。とはいえ、全て決めてやるのではなく、み「やり方」を考えてもらうことが大切のだろう。自分たちでやり方を考えれば、行動をする動機づけにもなり、自主性も芽生える。これが決められかやり方をやるだけになるとただの作業になってしまい、モチベーションは下がってしまうだろう。

やり方は部下に決めてもらい、その前段である方針をきちんと示すこと、それが上司やリーダーに大切なことであり、今後意識して取り組みたい。