「体験入店レポート（人間は人間に希望を持ち得るか？）」について

こんにちは。与謝野よさです。

先日公開したこちらの記事を読んでくださったみなさん、ありがとうございました。今日は、この記事を公開した経緯などについて少し説明を加えたいと思い、これを書いています。

まず、この文章を書くのは私にとって本当に必要なことだった、ということをお伝えしておきたいと思います。この体験を消化（昇華ではなく）するために、私には書くことが必要でした。公開するかしないかは決めないまま、私はただ書き始めました。

公開することにした理由は二つあります。一つは、書いているうちにこの文章が帯びてきたメッセージ性を他者にも開きたいと思ったため。もう一つは、記事を売って稼ぐためです。

体験入店をして日払いでもらったのは、一般的なバイトなどの時給と比べれば高いものの、「あの苦痛に耐えてこれか」と思わざるを得ない金額でした。この経験を文章にして売って、取り返してやろう。今日一日「体」で稼いだ金額を、その経験を書いた「文章」で稼いだ金額で上回ってやろう。それができたら、私はこれからも文章で食っていくぞと決心できるんじゃないかと思いました。

公開にあたっては、自分を守るために（すぐに思いつく範囲でですが）できる限りのことをしました。「自分を守る」というのは、一つはお店から特定されないようにすること。もう一つは、自分を安く切り売りしすぎないように気をつけること。記事を有料にしたのは、稼ぐためでもあるけれど、この記事を完全には野に晒さずワンクッション置くためでもあります。

公開後、500円という高めの値段設定にもかかわらず、たくさんの方が記事を購入してくださいました。500円の価値がある記事になっているかはわかりませんが、私へのカンパのようなものだと思っていただけていたら幸いです。

今気にかかっているのは、この記事自体が「ひやかし」になってはいないかということです。一日体験しただけで、その体験を文章にして、ゲスな興味本位の人もいるかもしれない場に公開し、お金をとる。この行為が、今まさに性産業の場で苦しみながら働いている人から見れば侮辱的なのではないか。記事中にそういった人たちに心を寄せる文言を書いていますが、それは決して単なるエクスキューズなどではなく、痛いほどの本心であることを改めてここに記しておきたいと思います。

今後、なんらかの理由が生じた際、もしくは気まぐれで、記事を削除する可能性もありますが、購入済みの方は下記の方法で削除後も読めるようなのでご安心ください。（下記リンク参照）

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変にバズりたくはないのですが、多くの人に読んでほしいなとは思っているので、記事を読んで気に入ってくださった方はSNSなどでもどうぞシェアしてください。

それでは、またどこかで。