鼻クソぽろぽろ

だからそれは尾崎世界観。

#だからそれはクリープハイプ
という企画が決まり、色々文章にしてみたら、副産物として、クリープハイプではなく、尾崎さんだけに向けて書きたいことが溜まったので、これはこれで公開しようと思った。

私が1番語りたい尾崎さんとの思い出は、尾崎さんがやっている【悩みの羽】というラジオについてだ。
リスナーからの悩みについて考えたり、尾崎さんの悩みにリスナーが答える、というテーマのラジオ。
このラジオが始まった時から物凄く好きだった。
何度か自分の悩みについて送ったこともあるのだが、それについて読まれたことは1度もない。
でも、尾崎さんの悩みについて送ったものは何度か読まれたことがある。

いつしか、そっちが本命のようになり毎回頭を悩ませた。
いつかの回で『鼻くそをほじる夢を最近よく見てしまう、やめたい』という本気かどうかわからないような、あほっぽい悩みについて、結構真剣に1週間ぐらい悩んでメールを送ったことがある笑

それが読まれた時は、もの凄く嬉しかった。
本人は至って真剣だったみたいで、割と深刻というか…まぁとにかく真面目に悩んでいた。

その時私は『疑似餌ならぬ擬似鼻クソを持って寝てみてはいかがでしょう?』というメールを送った。
我ながら馬鹿みたいなメールだな、と今になって考えてみてもそう思う。
そんなしょうもないメールに尾崎さんが食いついた。
メールを読んでいる最中から笑ってくれて、ノリノリになって話してくれている尾崎さんの声を聴くのが、本当に凄く嬉しかった。
読み終わった後に、『最高だねぇ、これは最高ですね…笑』というお言葉まで頂けて、嬉しさと恥ずかしさと面白さで、その時私はほくそ笑んだ…(鼻クソだけに)
私のクソみたいなメールを面白くして貰えて私も最高だった、、、


あれは一生忘れない。
あの時私は、この世で1番好きな人を笑わせられたのだ…笑



一時期、尾崎さんに可愛いと言ってもらいたいが為に、それっぽいメールを送ったこともあった。
自分なりに分析してこれなら尾崎さんからの可愛いが貰えるかも…!と送ったメールは、全部不発、、、
今考えると物凄く気持ち悪いことをしているなと思う(当時もその感覚はあったのだけど、どうしても言ってもらいたかった…)

そんな時に読まれたあのメールは、可愛いとは程遠い内容だったけど、可愛い待ちの嘘メール(加工盛りすぎ詐欺メール)を考えている時より楽しかったし、何より自分がいいな、好きだなと思えるメールが書けた。

ラジオにメールを送るのは、本当に楽しい。
普段生活していて、何気なく思ったことがあっても、いつもなら素通りして、いつのまにか忘れてしまう。
そんなしょうもないことを、わざわざ書き留めて、メールにして送ると、たまに奇跡が起こって、電波に乗って尾崎さんの声で伝わってくる。
私が書いたメールなのに、尾崎さんの声で私の耳に届くメール達は、送った時よりも、もっともっと愛おしいものになって帰ってくる。

そんな貴重な経験をさせてもらえた。
読んでくれたあのメール達は私にとって宝物で、これからも、ふとした時に聴きかえしてしまうお守りみたいなものだ。
そういう時間が私の人生に確かにあった事、それがこの先も消えない事、それがただ嬉しい。