2020/09/23(水)
自分には「借り」がたくさんあるな、ということを、よく思う。返せていないものがたくさんある。本であったり、言葉であったり、厚意であったり。そういったものを一個ずつ返していかねば、と、朝一でやかんに水を溜めながら思った。
それでまずは隣のおじさんから借りていたタッパーを返した。あゆの飴炊きをいただいたのだ。あゆの代わりにあげるものがなかったので、お礼だけをいう。それでも心がひとつ軽くなった。
以前住んでいた家の近所の方からいただいていたLINEに返事をする。保育園から求められていた署名を出す。日程の件で待ってもらっていた友達にメッセージをする。
一個一個返していく。でもまだまだ借りがある。わたしは誰かに何かを貸しているだろうか。貸しているものはほとんど思い出せないけれど、借りているものはいっぱい思いつく。わたしは借りを清算できないまま死ぬのだろう。そう思うと申し訳ない気持ちでいっぱいになる。
でも可能な限り返していきたい。返すときにまた会えるというのは、嬉しいことだと思う。
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