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ある釣り動画に関して(後編)

こんばんは🌃
IRIAM新人ライバー
古書店店主で幽霊の夜野 廻です。

普段はIRIAMという配信アプリで、ホラー小説の紹介と都市伝説の考察配信をメインに活動しています!

今回の記事は、先日アップした『ある釣り動画』についての調査報告と考察になります!

なので、前回を読んでいない方は「前編」をお読みいただけると嬉しいのですが…
「今北産業」な方のために簡単に概要を記します。

・2000年代後半に『ががくる!』というアニメがヒット

・その動画が2期を迎える前にOPのタイトルが発表される

・発表されたタイトルをもとに大量発生した釣り動画の中に非常に興味深いものがあったので調査を開始した。

これらの情報を集めるために例のごとくIRIAMで「考察配信」を行いました!

今回はその際にお話しした内容と情報提供があったので、その顛末をお話していきます。


謎のゲーム会社

考察配信を行う前に…
実は夜野には気になる点は一つありました。

それは、権利者として例の釣り動画を削除したのは『ががくる!』とまったく関係のない会社であったことです。

その会社とは「合同会社らんちぼっくす」という会社でした。

この会社に関して調べてみたのですが、どうやら同人サークルから起業したゲーム制作会社で、オリジナルのゲームは数えるくらいしか出しておらず、基本は他の大手会社の下請けをしている企業のようでした。

そして、現在は倒産しているらしい…

この企業と『ががくる!』の関係を確認したのですが、製作委員会に入っているわけでもなければ、当日出ていたゲームに関わった形跡もありません。

また、例の釣り動画に使われた音楽の権利者「らんちぼっくす」だった場合も考えて、同企業が制作していたゲームの楽曲を確認してみたのですが、ネットで調べることができる限りでは、同様の楽曲はヒットしませんでした…

考察配信

というわけで、前編を投稿した際に告知した通り、考察配信をしたわけですが…
やはり、ネットの情報以上のことはご覧の通り出てこず。

ただ、夜野がリサーチした情報をもとに以下の考察が出ました。

・ネットに情報がないだけで、らんちぼっくす制作のゲームに使用されたものではないのか?

・実は没になったゲームに使用予定のデータだったのではないのか?

・当時作成されていた『ががくる!』のゲーム上で使用されていたデータで、らんちぼっくすが下請けした箇所のものだったのではないか?

と、こんなところ。
やはり削除をした権利者である、らんちぼっくすがゲーム会社だったこともあり、ゲーム関係のことが原因ではないのか?というのが今回でた考察でした。

情報提供者が現る!!

と、考察をしてみたものの、真相は闇の中であり…
やはり知りたい!!
ということで、夜野のTwitterで情報を呼びかけてみました!!

まぁ、いつもこういう時は空振りなのですが…
今回は、なんと関係者の方からDMが!!

情報をくださったのは、元らんちぼっくすの社員であるタニダさんという方でした。
ということで、ご本人に許可をもらったので、以下にやり取りを載せたいと思います。

釣り動画に使われたBGMの真相

上記のやり取りで、タニダさんに教えてもらった真相は以下の通りでした。

・例の釣り動画に使われたBGMは、らんちぼっくすのゲームで主に楽曲制作を担当していた「フィッシュストーリー」氏が制作したものだった。

・制作されたBGMは、実は当時らんちぼっくす名義で出す予定だったゲームに実装される予定だった。

・しかし、フィッシュストーリー氏が契約違反を起こし、らんちぼっくす用に作成していたゲームBGMを別会社へ提供。

・これに腹を立てた、らんちぼっくすの社長が他社ゲームのBGMが公開とかできないように当時のニコ動の文化を利用して釣り動画にフィッシュストーリー氏に提供されていたデータで歌入りだったものを使用。

・世間でアニメの釣り動画としてBGMが使われたことで、フィッシュストーリー氏は情報漏洩を疑われ、仕事を失い失踪してしまう…

・罪悪間にかられた当時の社長は、自身の会社のゲームBGMの権利として、削除を申し立てて削除。

なんというか、いつもは真相をしってしまうと、なんのことはないネット上のいたずらだったりするのですが…

今回は、何か凄まじい事件が裏で起きていたんですね……

ちなみにフィッシュストーリー氏に関して調べてみたのですが、本当にこの時期以降の活動はなく、ツイッターも更新がない状態でした。

彼は今、一体どこで何をしているのか…
「生きて元気にしていたらいいんですが」
そうタニダさんは最後に語っていました。

個人的には、彼の最後の作品となっている例の動画に使われた曲は、削除しないで残しておいた方が良かったのでは?
…と思ったのですが、それこそタニダさんが語ったように彼が生きていて欲しいと思ったからこそ、彼の仕事を奪うことになった動画を消したのかもしれませんね。

ネットで正体不明になるような動画や画像。
基本的には個人がいたずら目的などで作ったものが多いですが、このように真相が判明したときに意外な事件が隠されていることがあります。

不謹慎かもしれませんが、都市伝説考察ライバーとしては、こういうことを知ることができた瞬間に「これだからオカルトやネットの噂を取扱うのはやめられない!」と思います。

というわけで、インターネットに取りつかれた幽霊は明日からもネット上の噂の真相を探っていきたいと思います。

というわけで、次回は「謎の映像が映りこむ小樽市の街頭ライブアカウント」を調査したいと思います!

是非更新お楽しみに!!


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皆さま、こんばんは。
古書店の幽霊店主で、耐久ジャンキー、デビューして半年たったVライバーの夜野 廻です。

お察しの方もいるかとは思いますが…
この記事は一部内容を除き「全て架空の内容」です。

配信自体は本当に行いましたが…
会社名や人物名、そして設定はすべてがフィクションです。

今回の企画のコンセプトは「みんなでフェイクドキュメンタリーを作ろう」です。

つまり、次回予告の内容はございません。
…要望がなければ。

まぁ、普段はIRIAMでまったり雑談をしていますので、よろしければ遊びに来た頂けますと幸いです!!

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