見出し画像

一時帰国中、住民票が無い状態で日本の3歳児(半)健診を受けた話その①

本題に入る前に①わたしについて

 以前児童福祉にかかわる仕事(地方公務員時代)をしていたため、子どもの発達について少しだけ知識がある。というか、なきゃ仕事にならんって感じだった。だから興味もある。でも専門家ほどめちゃくちゃ詳しいわけではない。ってな感じ。

本題に入る前に②うちの子について。

 2022年12月現在、4歳。男児。
いままで自治体で受けてきた健診での保健師・医師・心理士さんからのコメントをいくつか抜粋。
4か月健診・・・首がまだ座りきっていないかも。
10か月健診・・・体が硬い。
1歳半健診・・・コロナで延期になって2歳ちょうどで受ける。積み木課題を2回やったがどちらもできなかった(自分で当時好きだったトラックを作って、指示通り模倣をしなかった)。
健診後(同日)心理士さんが新版K式をやってくれる。
心理士さんから聞いたことをざっくりまとめると「視覚優位(目からの情報は入りやすいが、言葉の指示は通りにくい)」。動きの多さもそこからきているのでは、とのこと。
 当時通っていた保育園からも「一番、動きが多いです。」と言われる。
健診後、保育園から「療育が必要とは言われませんでしたか?」と聞かれたけど、健診では言われなかった。(当時もうマレーシアに行くことが決まっていたので言われなかったのか、必要ないと思われたのかは不明。)
 その頃の印象的なエピソードは「今日は園庭でお芋ほりでした。M君(うちの子)は写真を撮っている先生の後ろをついて回り、芋ほりはしませんでした。お友達の掘った芋を取って山のほうに走っていきました。」とお帳面に書かれていました。最後は山賊か。

本題に入る前に③(最後です)3歳の時にマレーシアの保育園から呼び出される。

 そんなこんなでマレーシアに渡航後、地元の子が多く通う保育園に行きだして半年後。先生から「ちょっと気になることが…」と呼び出され、話を聞いて「ああ、やっぱりな」と思う。
「普段の活動に全く参加できず、走って棚の上に登ってしまったり、一人だけステージに上がってしまうことがあるんです。日本語しか話してくれないし、コミュニケーションが取れなくて…気持ちを分かってあげたいのだけど。」と申し訳なさそうな先生。
 それまでも「日本語しか話してくれない。多分、先生が言ってることを少しは理解できているが、英語は話さない。」「活動に全く参加できないことが多い。」とちらっとは聞いていたけど、まさかここまでか…と若干ショックを受ける。
確かにアプリで受け取る写真、ヨガの時間なのに残像で写ってたしな(みんな立木のポーズ取ろうとしてるのに一人だけ走ってた)。
「一時帰国の予定があると聞きました。(2週間後、帰国予定でした)日本で、専門家との面談を受けてほしいと思っています。必要なら、こちらでの様子については文書にまとめます。」と先生。
 ちょっと落ち込んだけど、これはチャンスかも、と思い直し「ぜひお願いします。一時帰国中に健診を受けたいと考えていて(※この時はまだ予約してなかった)、結果は英語に翻訳してお渡しできるようにします。」と先生に伝えた・・・のは良いんだけど、ここからがちょっと大変だった。
(つづきます)

おまけ

先に、その後息子の言葉やコミュニケーションはどうなったのかを書いちゃうと・・・

 一時帰国中に一気に日本語の力が伸び、それに伴った形で英語の力も伸びて先生たちとのコミュニケーションもスムーズにとれるように。
そして活動にも取り組めるようになったらしい(相変わらず好きじゃないことへの集中力は途切れがちだけども、それでもかなり改善された模様)。
先生たち、ひっくり返るくらいびっくりしてた。私もびっくり。そこから半年たった今でも「あの時と比べたらすごくお話が上手になったよね。」ってめちゃくちゃ褒めてもらえる。そりゃみんな英語で話してるのにかたくなに日本語しゃべってたからな、あの時。逆にすごいや。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?