e-ビジネス,EC,カードシステム,金融システム(インターネットトレード,Fintech,電子マネー,暗号資産),Web販売促進手法(ロングテール,オムニチャンネル,エスクローサービス,逆オークション,クラウドファンディング,クラウドソーシング,ディジタルサイネージ)

◆e-ビジネス

インターネット技術を活用したビジネス。


◆EC(e-ビジネスのひとつ)

Electronic Commerce。電子商取引。

インターネット 等のネットワークを利用して行う商取引のこと。

取引形態として主に「C to C」「B to C」「B to B」「B to E」「G to B」がある。


C:Consumer(消費者)

B:Business(企業)

E:Employee(従業員)

G:Government(政府)


C to C:個人間 取引(例:ネットオークションでの商品購入)

B to C:企業 対 個人間 取引(例:オンラインショップで商品購入)

B to B:企業 対 企業間 取引

B to E:企業 対 従業員間 取引(例:割引のある社員向け販売サイトで商品購入)

G to B:政府 対 企業間 取引(例:自治体発注の工事を企業が電子入札する)


◆EDI(e-ビジネスのひとつ)

Electronic Data Interchange。電子データ交換。

ネットワーク経由で、標準的な書式に統一された発注書・納品書・請求書 等 「ビジネス文書を電子的に交換すること」を指す。



◆eKYC(e-ビジネスのひとつ)

electronic Know Your Customer。

スマホやPCを利用して、本人確認をオンライン上で完結できる仕組み。

例:銀行口座開設時 等。


利用者がデバイスで撮影した顔写真と、本人確認書類の顔写真を照合して本人確認が行われる。


◆カードシステム(e-ビジネスのひとつ)

ICチップが埋め込まれたカードで、セキュリティ分野・決済分野 等 幅広く利用される。

磁気カードに比べて多くの情報を記録でき、暗号化により偽造にも強い特徴がある。

決済分野では「クレジットカード」「デビットカード」「プリペイドカード」等が有名。

クレジットカード(後払い):申込者に対して、信用限度額内の買い物を「代金後払い」で行える。

デビットカード(即払い):買い物代金の支払いを、銀行のキャッシュカードで行い、利用金額を預金口座から「即時に引き落とす」。

プリペイドカード(先払い):商品購入を前提に前払いし、支払の都度カードから減額していく。


◆金融システム

「インターネットトレード」「Fintech」「電子マネー」「暗号資産」等が有名。


◆インターネットトレード(金融システムのひとつ)

インターネットを通じて、株式や投資信託 等を行うサービス。

オンライントレード とも呼ばれる。


◆Fintech(金融システムのひとつ)

Finance(金融)と Technology(技術)の造語。

金融分野(決済・投資・融資・保険 等)にITを応用した、様々な革新的な動きを指す。

例:銀行預金資産をAIが自動的に運用するサービス、アカウントアグリゲーション 等


◆アカウントアグリゲーション

複数の銀行・証券会社に跨る、自身の資産状況や出入金の履歴を、1画面に集約して一元管理するサービス。


◆電子マネー(金融システムのひとつ)

企業により提供されるIT(情報通信技術)を活用した決済手段のこと。

予め現金や預金と引き換えに、電子的貨幣価値を引き落として(チャージして)おく。


◆暗号資産(金融システムのひとつ)

代金の支払いに使用可能で電子的に記録・移転できる財産的価値のこと。

ハッシュ関数を利用して、取引の履歴をブロックチェーン化することで、改竄等の不正を防ぐ仕組みをもつ。


◆Web販売促進

Webを活用した販売促進には様々な手法・単語があるが、主たるものが以下。

「コンバージョン率」「SEO」「リスティング広告」「ポップアップ広告」「バナー広告」「オプトインメール広告」「アフィリエイト」「SNS」「CGM」「CMS」


◆コンバージョン率

Webサイトへのアクセス件数のうち、最終的に商品・サービス購入に至った件数。

集客(Webサイトに来てもらうこと)、接客(来た人が買ってくれるよう導く事)


◆SEO

Search Engine Optimization。検索エンジン最適化。

検索サイトで上位に表示させる工夫・技術。


◆リスティング広告

検索誘導型 広告。

用語検索時、関連した商品広告を画面内に表示させる。


◆ポップアップ広告

Webサイト閲覧時、自動的に別のウインドウを開いて広告を表示させる。


◆バナー広告

Webサイトの一部に広告用の画像を表示させる。


◆オプトインメール広告

事前に許可をもとめ、承諾した受信者に対してだけ送信されるDM。


◆アフィリエイト

成果報酬型広告。

Webサイトに企業広告・リンクを掲載し、誘導実績に応じた報酬が支払われる。


◆SNS

Social Networking Service。

Web上での社会的な繋がりを促進するサービス。


◆CGM

Consumer Generated Media。

消費者が情報を発信、内容を生成していくメディア。

例:口コミサイト、Q&Aサイト、動画投稿サイト 等。


◆CMS

Content Management System。

Webサイトの記事作成・更新・公開が容易に行えるようにするシステム。


◆ロングテール

多品種希少量販売によって、大きな売り上げや利益を得ることが出来るという考え方。

通常、店舗陳列商品は売れ筋商品に絞り込まれている。ただしバーチャルモール等では、販売数が少ない商品でも長く売り続けることができ、その規模が拡大してきている。


◆フリーミアム

基本的な製品・サービスは無料提供で、さらに高度な機能・サービスは有料にすることで収益を得るビジネスモデルのこと。

Free、Premiumを掛け合わせた造語。


◆オムニチャネル

販売チャネルを複数持ち、それらを統合して、どの手段でも不便なく購入できるようにすること。

Omni「全ての」「あらゆる」の意味。


企業と顧客のタッチポイントや販売経路を全て統合し、総合的に顧客へアプローチする方法。

顧客の利便性が向上し、商品の販売機会も増える可能性が高まる。

「実店舗」「ECサイト」「SNS」「メールマガジン」「テレアポ」等 含まれる。


似た用語として「マルチチャネル」「クロスチャネル」「O2O」がある。


◆マルチチャネル

商品の販売機会を増やすために複数のチャネルを用意すること。

各チャネルは独立しており、別々に売上アップを目指す。

(オムニチャネルはチャネル統合により、全体の売上向上を目指す)


◆クロスチャネル

各チャネル(マルチチャネル)を連携させること。

各チャネルの繋がりを強めて総合的なアプローチを行う。


◆O2O(O to O)

Online to Offline。

Webサイトを見た顧客を実店舗に導く。

実店舗の顧客を増やすためにインターネット上のサービスを活用する。

(オムニチャネルは、オン・オフの区別をせず両方で顧客獲得を目指す。

例:SNSで会員にクーポンを発行する。


◆エスクロー サービス

売り手・買い手の間に入って、代金のやり取りを仲介するサービス。

ネットオークション等で物品等の売買に際し、信頼のおける「中立的な第三者」が契約当事者の間に入り、代金決済取引の安全性を確保するサービス。

商品未配送や代金未払いを防ぐ。


◆逆オークション(リバースオークション)

買い手が「買いたい品物」「購入条件」を提示し、売り手が見積書を提示し、その中から最も安く価格をつけた買い手と契約を行うこと。

通常のオークションは買い手が購入希望金額をあげる「加法式」

逆オークションは買い手が購入希望金額を下げていくので「減法式」

公共事業における工事の受注入札はリバースオークションに近い形態。


◆クラウドファンディング

新しい事業を立ち上げるとき等に、完成後の商品を渡す等のリターンを約束して、資金を不特定多数の人から集めること。


◆クラウドソーシング

ネットでの公募により、主に個人に仕事をアウトソースすること。


◆シェアリングエコノミー

「貸し出す」「共有する」ことによる経済活動のこと。


◆デジタルサイネージ

映像や文字 等の情報を表示するディスプレイの電子看板。

表示内容や動画表示 等を切り替えられる。


◆A/Bテスト

Webページのデザインの効果を判断するためのテスト。

2つ以上のWebページのパターンを同時に用意し、検索で辿り付く人を均等に振分け、どのデザインがコンバージョン率が高いかを把握する。


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