Photo by mirecat 「可能性」 1 夜と布団 2024年6月16日 17:22 薄い繭の中でいまだ何者でもない形を持たず言葉を知らず瞳は瞼の中に閉ざされ虚空のへりで色彩の到来を待っているそれはあらゆる形に成り得あらゆる言葉をはらみすべての色彩を凝縮している柔らかな丘陵のぬくもり険しい潮の満ち引き街をじりじりと焼く夕暮れ地球の自転に踊るわたし救いのない光の夢を見ている淡く照らされているのは一体だれ?繭の中でもぞもぞと動いてる得体のしれないそれは物体なのか概念なのかさあ早く生まれてこいたとえそれが想像もしえない可能性だとしても ダウンロード copy #詩 1 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート