映絵師の極印〜えしのしるし〜 第四話 中編・参 −焔槍−
前回のあらすじ
銀からの叱咤に思うところもあった炎。自ら座禅修行に向き合い、銀から許しをもらうのだった。
しかし、座禅修行は始まりに過ぎず、大量の木偶人形との戦いが待っていた。そして、炎は自らの「技」の片鱗をみるのだった。
「なんやこれ…」
炎は自分の手に握られた槍を見て呆然としていると、周囲の木偶人形から攻撃を受け、吹き飛ばされてしまった。瞬間、槍はふっと消えていた。
「ちょっと炎ちゃん!大丈夫?!」
「……あー、これやこれ…はは、やっと見つけたわ…俺を…」
郭公