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2010's Best Albums Vol,2 (2011)

ブログのほうにアップしている2010年代のベスト100アルバムをリリース年毎に分けてアップしています。今回は2011年。この年のリリースから選んだものは全7作で2010年に引き続き少なめですね。ただ前回の2010年のものではリアルタイムで聴いたものがありませんでしたが、この年からはそういったものも入ってきてます。正確にリリースされてすぐだったかまでは覚えていないですが、ここで挙げているものでCraig Taborn、Martha Argerich、Richard Chartier、Stephan Mathieu辺りは2011年中か翌年の初めのほうくらいには聴いてたんじゃなかったかなと。

聴取傾向の移り変わりは前年に書いたところからクラシックはそのまま興味持っていろいろ聴きつつ、Bill Evansを取っ掛かりにジャズにも本格的に手を付け始めたのがこの年だったと思います。とりあえずビル・エヴァンスとマイルス、コルトレーンの主だったディスコグラフィーを50年代後半辺りから時系列順に聴いていったら自分なりに楽しみ方が掴めて、特に惹かれたのが60年代の作品だったのでその時代のサイドマンの人のリーダー作や名盤を片っ端から聴いてました。それに加えてBill Evansが取っ掛かりだったこともあって美麗なピアノトリオ的な作品をいろいろ探して聴いていて、その流れで知ったECMレーベルの最新の作品の一つとして出会ったのがCraig Tabornでした(たしかこの記事で知ったはずなので、聴いたのはおそらく2012年ですね)。

電子音響とかアンビエントやドローンなどについては前年辺りに知ったデンシノオトさんのブログ(はてなダイアリー)で知ったものから手を広げるかたちでEditions Mego、Touch、12k、Raster-Noton辺りのレーベルの目立った作品(主に過去の作品)を沢山聴いてたんですが、新たに紹介される新譜もなるべくチェックするようにしていて、この年では何と言ってもStephan Mathieu『A Static Place』が衝撃でした。この一枚を一度聴いただけでそれまで自分にとってはまだ実験的な存在で敷居が高いように感じられていたドローンという形態の認識がもの凄く快楽的なものへと書き換えられてしまったような。

あと三田格が監修したアンビエント本と裏アンビエント本知ってそこからディグったり、ちょっとしたことからArt into Lifeのサイトに行き着いて読み漁ったりとかもこの辺りだったような…。



・Craig Taborn『Avenging Angel』[ECM]

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・Main Attrakionz『Two Man Horror Film』[Not On Label, Mixtape]

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・Mark Fell『Periodic Orbits Of A Dynamic System Related To A Knot』[Editions Mego]

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・Martha Argerich, Christian Arming; New Japan Philharmonic『Schumann / Chopin: Piano Concertos』[KAJIMOTO]

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・The Necks『Mindset』[Fish Of Milk]

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・Richard Chartier『Transparency (performance)』[LINE]

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・Stephan Mathieu『A Static Place』[12k]

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入れようか迷ったもの

Alexander Rishaug『Shadow Of Events』[Dekorder]

Arctic Monkeys『Suck It and See』[Domino]

Drake『Take Care』[Cash Money]

Fabio Selvafiorita / Valerio Tricoli『Death By Water』[Die Schachtel]

Lillies and Remains『Transpersonal』[Fifty One]

helm『Cryptography』[Kye]

John Wiese『Seven Of Wands』[PAN]

Juliana Barwick『The Magic Place』[Asthmatic Kitty]



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