見出し画像

2010's Best Albums Vol,1 (2010)

今月半ばにブログのほうにアップした2010年代のベストアルバム記事ですが、こちらにはリリースの年ごとに分けて掲載したいと思います。どの年からも同じくらいの作品数になるように選ぼうといったことはあまり考えなかったので年によって枚数結構違います。

まず最初は2010年。選んだのは6作と少なめです。私は新譜をある程度関心を持ってチェックするようになったのが2008年辺りだったのですが、そうはいってもこの時期はロック以外のジャンルに関してはまだ有名な作品に手をつけてみるような段階で新譜にはあまり手が伸びてなかったので、ここに挙げている作品はすべてリリースから数年経ってから初めて聴いたものになっています。

リアルタイムで聴いたロックの作品なども入れようか迷うものはあったのですが、正直なところそれらは現在聴き返すこともあまりないため、他にある今の自分の耳で聴いて面白いと思える作品とどちらを残すかという段階で削ってしまいました。

この年ごとの個別掲載では100枚に纏める段階で外してしまったものもいくつか末尾に載せていくので、この年に関してはリアルタイムで聴いたものはそこに多く含まれています。

新譜というところから離れてこの時期の自分の聴取傾向はというと、新旧のロック+エレクトロニック・ミュージックはまだIDMやテクノ、アンビエントなどの有名な作品が中心で新譜はあまり…といったところに、新たにクラシックにハマるみたいな感じだったと思います。2010年はシューマンとショパンの生誕200周年だったので、関連するCDがよくセールになっていていろいろ買って聴いてました。

あとたしかこの年辺りにデンシノオトさんのブログ(はてなダイアリー)を見つけて、IDMやテクノやアンビエントといった形容では表現しきれない感じの電子音楽の存在を好意的な意味で本格的に意識し出したんじゃなかったかなと思います(入れようか迷ったものの中にあるANBB、Jefre Cantu-Ledesmaはそこで知ったと記憶しています)。



・Alio Die & Zeit『Il Giardino Ermeneutico』[Hic Sunt Leones]

画像1


・Angharad Davies / Axel Dörner『A.D.』[Another Timbre]

画像2


・Bellows『Handcut』[Biplano]

画像3


・Evala『Acoustic Bend』[port]

画像4


・John Tilbury, Sebastian Lexer『Lost Daylight』[Another Timbre]

画像5


・Thomas Ankersmit『Live in Utrecht』[Ash International]

画像6




入れようか迷ったもの

ANBB『Mimikry』[Raster-Noton]

Celer & Yui Onodera『Generic City』[Two Acorns]

Ches Smith & These Arches『Finally Out Of My Hands』[Skirl Records]

Emeralds『Does It Look Like I'm Here?』[Editions Mego]

Jefre Cantu-Ledesma『Love Is A Stream』[Type]

On『Something That Has Form And Something That Does Not』[Type]

Pale Blue Sky『Shades Of Grey』[Arbor]

These New Puritans『Hidden』[Domino]

Vex'd『Cloud Seed』[Planet Mu]

1958-2009『II』[Ekhein]

相対性理論『シンクロニシティーン』[みらいレコーズ]




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?