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マカ贔屓の産駒ファイル 002 アルーリングアイズの24・アルボナンザの24・アンドローラの24

こんにちは。
今回も2024年マカヒキ産駒を3頭紹介します。


004 アルーリングアイズの24 牡

母父 ネオユニヴァース
母成績 中央5戦未勝利
生産 浦河 加藤重治

祖母アルーリングアクトが小倉3歳S(現2歳S)の優勝馬。
その初仔であるアルーリングボイス(アイズの半姉)が小倉2歳Sを母娘制覇、さらにファンタジーSも勝利と活躍。
ボイス自身母としてもやはり短距離で活躍したアンヴァルを輩出しました。

2歳戦や短距離で結果を残す一家ですが、アルーリングアイズ自身は新馬戦で6着を記録したものの5戦未勝利で早々に引退。
飼い葉食いが細く、なかなか馬体が大きくならなかったようです。


繁殖入り後はケープブランコ、ワークフォース、ハービンジャー、エイシンフラッシュ、バゴ、ノーブルミッションと欧州血統を配合されてきたアイズ。
しかしエイシンフラッシュ産駒のエスオーライアンが中央1勝したくらいで、目立った仔は出ていません。

一昨年方針転換したのかサンデー孫&フレンチデピュティのゴルトマイスターを種付(不受胎)。
そして昨年同じくサンデー孫&フレンチデピュティであるマカヒキを種付となりました。
アイズの半姉アルーリングボイスがフレンチデピュティ産駒であり、フレンチデピュティとの相性の良さに目をつけたんでしょうかね。

アルーリングアイズは短距離一家ですし、マカヒキもマカヒキ自身がクラシックディスタンスだっただけで、ウリウリやウーリリやゾンニッヒなどどちらかといえば短距離ファミリー。
この子も芝の短距離〜マイルになるのではと思います。

アルーリングアイズの子供達は母に似てあまり大きくならない(大きくて470kgくらい)ので、できればマカヒキくらい(500kg)しっかりした身体になるといいですけどね。

クロスは同系統配合となるサンデーの3×3、Hail to Reasonは5×5×5、Mr.Prospectorも5×5(これはアルーリングアイズが4×4持ち)。
さすがにサンデーは濃いめです。気性が心配ですが、短距離ならいいか。

芝で生きるタイプっぽいので中央デビューで見たいですね。



005 アルボナンザの24 めす

母父 キングカメハメハ
母成績 中央4勝
生産 浦河 辻牧場

母アルボナンザはダートの1400mを主戦場に4勝を挙げ、3勝クラスでも2,3着を何度か記録するなど6歳春まで息の長い活躍。
8000万以上を稼ぐ孝行馬でした。

繁殖牝馬としても3番仔のメイショウシナノ(父サトノダイヤモンド)が先日中央3勝目を挙げて頑張っています。
こちらはダート中距離での活躍。

産駒でちゃんと走っているのは今のところ彼くらいですが、キングカメハメハ、ブライアンズタイム、マルゼンスキーと錚々たる名前が並ぶ繁殖牝馬。
牝系も早くから日本に入ってきた血で、シラオキの血も混ざってたりと結構好きな人は好きそうなシブいところ。

いつ活躍馬が出ても不思議ではないでしょう。
おそらくはダートメインですが、距離はどうでしょうね。
黒鹿毛なのでブライアンズタイム寄りでしょうか?(Haloやマンファスの可能性もありますが…)
やはり1800くらいですかね。

ちょっと楽しみな一頭だと思います。



006 アンドローラの24 めす

母父 ネオユニヴァース
母成績 地方未勝利
生産 新冠 マリオステーブル

アルーリングアイズ同様、ネオユニヴァースの肌馬ですね。
クロスはサンデー3×3、Haloの4×4×5のみです。

血統を見ていただくとわかるんですが、このアンドローラという牝馬、私の大好きなBallade - Glorious Song牝系。
ハルーワスウィートやダノンバラードら、さらにタイキシャトルの父Devil's Bagなど競馬史に残る馬を多数輩出している名牝系です。

アンドローラの母、ドバイソプラノのラインも例に漏れず優秀。
孫(アンドローラの24のいとこ)にはJBCレディスクラシック連覇など牝馬ダート戦線で大活躍したホワイトフーガや、米重賞4勝のIsabella Singsなど、ダートで優れた結果を残しています。

あと特に活躍したわけではないですが、アンドローラの半兄にあたるディープタッチ。
父がファンタスティックライトということで、その父Rahy、その母はGlorious Song。
Glorious Songの3×3というかなり攻めた配合で好きです。
牝馬だったら繁殖としても活躍してたかもしれませんね。
ホワイトフーガの半姉イサミノキセキもファンタスティックライト産駒のGS3×4持ちで繁殖入りできなかったので無いか…

まあとにかくそんな豪華な背景のファミリー。
アンドローラ自身は門別で13戦してサッパリでしたが、下地はあります

初仔が今年デビュー予定のポッドリヒト(父エスケンデレヤ)。
先程紹介したIsabella Singsも父エスケンデレヤ・祖母ドバイソプラノの75%同血で、こちらも楽しみな血統となっています。

アンドローラの24もやはりダートで、同じサンデー3×3のショウナンナデシコのようになってくれたら最高ですね。
ダートマイル〜中距離の活躍に期待です。




最後に、生まれてすぐに亡くなってしまった、本来この回に載るはずだったアルティマムーンの24に哀悼を。


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