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目次のはなし

さてさて、与論町誌を読み進みていくにあたりましてまずは目次をざらっと書いておきたいと思います。
後々リンクが飛ぶようにしたり(索引利用的な)、時系列に並べてみたりしやすくなるのかな?と実験を兼ねながらつらつらと。

町誌を開くと、歴代戸長・村長・町長さんのお名前と顔写真が並んでいるのですが、私的には第2代村長さんの「龍宮 辰次郎」という名前がカッコいいなと!!名前に2匹も龍がいるなんて、十五夜踊りの大旗のようです。
(歴代町長さんの紹介などの後のページには、庁舎や図書館のカラー写真が続きます。現在の場所と違っていたりするので、これも見どころです)

出典:「与論町誌」(16)、(17)ページより

続いて、発刊当時の町長さん、編集委員長さんのはしがきが書かれています。編集~発刊に至るまで7年間を費やしたそうです。やはりビッグプロジェクト!!
あいさつ言葉の中に「本誌を通して、島の将来を深く考えるようになればまことに幸い」とありました。なんとなく始めてみようと思ったこのブログが、そんな先人たちの想いに寄与できればいいなと、勝手に背中を押された気持ちになっています。

ということで、長くなりましたがやっと目次の概要書きます。

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第一編 概観

与論島の地理・動植物・人口変動・集落組織など

第二編 歴史

与論島に伝わる神話・考古学先史時代の話
古代~中世~近世の流れ・宗教観
耕地面積・間切(いわゆる年貢や税金の話)

第三編 政治

明治~大正時代
役場・行政区画の変遷
戸籍・土地境界の慣例・名字の許可
入れ墨の禁止・風葬の禁止
徴兵検査と兵役(日清・日露戦争時)
疫病や自然災害と医療
口之津への集団移住
戦前戦後の社会情勢
町政と地域組織
歴代主要役員
全国の与論会

第四編 産業経済

概観・産業経済資料
戦後復興~昭和末までの開発事業
農業・畜産・漁業・工業・商業
砂糖売買の歴史
与論町商工会・金融・農協
観光事業

第五編 交通・通信

大正以前の海上交通
琉球との交通
汽船の就航
大正以前の陸上交通
昭和の交通/海上・陸上・空
通信事業/与論郵便局

第六編 教育

与論の学校教育制度・教育行政制度
各学校の現況と沿革の概要
明治~現代(昭和末)の教育
与論高等学校
与論村立青年学校・与論実業高等学校
社会教育(明治~昭和後期)
施設整備

第七編 民俗・言語

生活共同体
生産技術の慣行と防災
衣食住
人の一生(与論の人生儀礼について)
年中行事
豊年舞踊詞(十五夜踊詞)
シニグ祭とその他の諸祝祭
民謡・民間説話
信仰・古跡遺物・名所
民間療法
子どもの遊び
ことわざと俗信
民具類
与論島の言語

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といった内容になっています。
おそらく、第三編の「政治」と第七編の「民俗・言語」がかなりのボリュームになりそうな予感です。
ちなみに、2018年に追録版が発行されており情報のアップデートがされていますが、まずは本体(1988年発行)から進めてまいります。

「与論町誌 追録版」
出典URL:国立国会図書館

本体のURLには目次が載っていなかったため、参考までに追録版のものを。

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