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第59回「知ってみよう、聞いてみよう」 やまんじ隊長「環境問題」を語る その1「環境問題」ってなんだ?

「環境問題]…みなさんも強い関心がおありかと思います。「地球温暖化」「生物多様性の破壊」「水質汚染」「マイクロプラスチック問題」などなど。昨年終わりごろは「クマ!」も話題になっていました。これなどは「森林破壊」という「環境問題」と結び付けられているかもしれません。

一見多様なこれら「環境問題」も、共通項があります。それは「人間の関与」です。ざっくり言ってしまうと、人間が「幸せ」を求める行動が「環境の変化」を引き出し、回りまわって「人間の首を絞める」という構造になっているのではないでしょうか?それだけに「やっかい」な問題と言えるでしょう。
また、どの課題も、目に見える現象や原因は、氷山の一角のようなもので、それを克服すれば問題全体が解決するというようなものではありません。例えば、ウミガメの鼻にプラスチックストローが刺さった様子がセンセーショナルに映し出された動画がSNSやで拡散され、「プラストローやめよう!」といううねりに繋がりましたね。でも、ストローが廃棄物に占める割合は微々たるもの。「脱ストロー」が無意味だとは思いませんが、その意識が、もっと本質的な課題解決につながるように考え行動しなければならないですよね。

私たちは「環境問題」にどう向き合えばよいのか。このシリーズではその一端を「脱炭素社会」をテーマに、やまんじ隊長と一緒に考えてみましょう!次回は8月号。お楽しみに!

やまんじ隊長

<やまんじ隊長プロフィール>
特定非営利活動法人森のなりわい研究所 伊藤栄一

岐阜大学大学院にて社会学、経済学、生態学など様々な視点で森林のある地域を研究。現在はフリーの森林研究者として「森のなりわい研究所」で、「森の魅力」を伝える活動を行っている。

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