見出し画像

奥の松酒造さんをお招きして第11回『養老乃瀧で日本酒を楽しむ会』を開催しました!

いらっしゃいませ!

10月5日「養老乃瀧で日本酒を楽しむ会」が、本社YRイベントホールにて行われました。

「養老乃瀧で日本酒を楽しむ会」は、全国津々浦々の酒蔵さんをお招きして日本酒の楽しみ方や製法、特徴、蔵元の想いをうかがい、自慢の銘柄を楽しもう、というイベントです。

今回はその模様をお伝えします!

■機械化を進めつつ、おいしさを決めるのは熟練の造り手。

お招きしたのは、福島県二本松市の奥の松酒造さん。1716年に創業された由緒ある酒蔵さんです。

奥の松酒造さんは『伝統と革新』をテーマに、定番商品に軸足を定めて既存のお客さんを大事にしつつ、新たにさまざまな酵母を用いて若い方に向けたお酒造りにもチャレンジしています。

奥の松酒造さんの特徴が、お米を自社で100%磨いていること。なんと精米歩合30%までいけるのだとか。それだけの設備を持っている酒蔵さんは全国でもなかなかありません。他にもタンクの温度管理など、多くの部分を機械化しています。

ただし、機械化するのはあくまで大量生産のため。機械から何かしらアラートが発せられたら、すべて人間が補正します。近代的な設備を入れても、最終的なおいしさを決めるのは今も昔も造り手であることに変わりはありません。

モノを言うのはデータ分析と、経験豊かな作り手の勘。奥の松酒造には、さまざまな仕込み法を習得した熟練の蔵人さんがいらっしゃいます。そんな方々が最新の設備を緻密に操作することで、より高品質な酒造りが可能になっています。

※詳しくはこちら「日本酒チャンネルby養老乃瀧」もぜひ、ごらんください。


■安達太良山の伏流水で仕込んだ「奥の松」。

今回持参いただいたのは看板商品「奥の松」7銘柄。うち6銘柄に養老乃瀧のお料理をペアリングして、皆さんにお楽しみいただきました。

奥の松酒造を代表して、第二営業部課長・佐藤孝夫さんが来てくださりました。まずは純米大吟醸スパークリングで乾杯してから、佐藤さんのお話をうかがいます。

乾杯の音頭を取るのはおなじみの酒類部・高庭
奥の松酒造の第二営業部課長・佐藤孝夫さん

「私達奥の松酒造は、福島県の中通りの二本松というところで1716年に創業されました。

看板商品『奥の松』の特徴が水。冬の間に安達太良(あだたら)山に積もった雪が春に雪解け水となり、地面に染み込み、約40年をかけて清らかな水脈となります。私達はこの安達太良山の伏流水を、仕込み水として使っています。

特別にご用意いただいた仕込み水。柔らかい味わい。普段は販売していません

ちなみに今回、本来販売していない仕込み水を、特別に持参しました。お酒造りに理想的なまろやかな軟水は、やわらぎ水として最適です」

奥の松酒造さんがもともと目指しているのは、晩酌によく合うおいしいお酒。特に食事と合わせやすい7銘柄を、今回持参いただきました。

「『同じ蔵なのにこんなに味が違うんだ』と、味の幅広さを感じていただけたらうれしく思います。私達が幅広い味を展開している背景にあるのは、日本の食文化の多様化。昨今これだけ食が変わっているのだから、お酒の味も変わらなくてはいけない。そんな考えで、幅広い作り方でラインナップを構成しています。

小さな酒蔵ですからブームをを作ることまではできませんが、何かしら食の流行が生まれた時、お客様が望むものをすぐに提供する。そんな体制を常に目指しています」

そんな奥の松酒造さんが造る「奥の松」は、各地の鑑評会でも高い評価を得ています。

■メインイベンターは「大吟醸雫酒 十八代伊兵衛」

今回持参いただいた「奥の松」7銘柄と、ペアリングした養老乃瀧のお料理をご紹介します。

①純米大吟醸スパークリング
今回の乾杯酒。特徴は瓶内発酵によるきめ細やかで強い泡と、お米と米麹だけの甘さ。カーレースの表彰式でも使われています。サイダーのような炭酸の強さと独特の甘さゆえ、今回は4種のたんぱく質と6種の野菜を摂れる「4+6サラダ」を合わせてみました。

①純米大吟醸スパークリング
4+6サラダ

②あだたら吟醸
1639銘柄がエントリーした2018年のIWC(インターナショナル・ワインチャレンジ)日本酒部門の「チャンピオンSAKE」。さわやかな香りの辛口吟醸酒。"毎晩飲める吟醸酒"に合わせたのは「サーモン刺身」。吟醸香が強く立つ味わいが、サーモンのお刺身の濃いめの味としっかり調和します。

②あだたら吟醸
サーモン刺身

③特別純米
スタンダードな味わい。くせが少なく、おだやかな香りで飲みやすいのが特徴。オーソドックスな味だからこそ、毎年安定した味を造り続けるのは難しいそうです。料理の味を引き立てる名バイプレーヤーと合わせたのは「さばみそ煮」。同じ発酵食品である、味噌を使った煮込み料理と相性よし。

③特別純米
さばみそ煮

④特別純米原酒ひやおろし
くせの少ない特別純米を夏に貯蔵⇒熟成させた、秋の季節限定原酒。味が濃く酸味が整い、円熟味を感じさせるひやおろし。特別純米との飲み比べも楽しいはず(ちなみに本品は10月5日より、養老乃瀧池袋南口店で販売中)。合わせたのは「北海道ほっけフライ」。味の強い旬のほっけフライにも、決してひけを取りません。

④特別純米原酒ひやおろし
北海道ほっけフライ

⑤純米大吟醸(紺ラベル)
原材料を見直し、2022年3月に発売した新商品。カジュアルに飲める値ごろ感が魅力。マスカットのようなさわやかな香りとうま味、キレのいい後味がたまりません。「全国新酒鑑評会」で金賞を受賞したお酒と同じ酵母を使い、甘めの味わいで香りが立つので、チーズなど洋食系との相性も〇。今回は「ローストビーフの棒寿司」を合わせてみました。

⑤純米大吟醸(紺ラベル)
ローストビーフの棒寿司

⑥とろりんご
リンゴピューレに日本酒をブレンドしたフレッシュな飲み口の和のリキュール。すりおろしりんごのような果実感で、とろみがたっぷり。フレッシュな飲み口と裏腹の濃さがたまりません。合わせたのは、さっぱりとした味わいのデザート「ひんやり揚げパン アイス添え」。

⑥とろりんご
ひんやり揚げパン アイス添え


⑦大吟醸雫酒 十八代伊兵衛
今回のメインイベンターは会の中盤で登場しました。今年で110回目となるコンテスト「全国新酒鑑評会」で13回連続で金賞を受賞した「大吟醸雫酒 十八代伊兵衛」です。今回は金賞受賞酒と同じタンクに入っていたお酒(限定商品)を、特別に持参いただきました。

⑦大吟醸雫酒 十八代伊兵衛
会の中盤で真打ち登場!
最後はみんなでハイ!チーズ


■『養老乃瀧で日本酒を楽しむ会』今年は残るところあと1回!

養老乃瀧ではさまざまな酒造メーカーさんをお招きし、日本酒のおいしさの秘密に迫るイベント『養老乃瀧で日本酒を楽しむ会』を定期開催しています。

次回はいよいよ、今年最後の開催となります。養老乃瀧グループで販売20シーズン目を迎える『白瀧しぼりたて生原酒』シリーズでおなじみ、白瀧酒造さんをお招きします。今年は20周年として、スペシャルなラインナップをご持参いただけるという噂! 

【養老乃瀧で日本酒を楽しむ会 今後の予定】
第12回 11月9日 白瀧酒造(上善如水/新潟)
時間:18時開場・18時30分スタート(20時終了)
〇場所:東京都豊島区西池袋1-10-15 4F YRイベントホール
参加費:3,000円(税込)
※代金には、試飲とペアリングするお料理の試食代が含まれます。
〇定員:30名
申込URL:https://form.run/@yoro-nihonsyu
お問合せ:070-6407-4663 養老乃瀧イベント事務局

皆様、ふるってご参加下さい!

また「日本酒チャンネル by 養老乃瀧」では、日本酒にまつわる最新コンテンツを配信しております。

 ぜひ、チャンネル登録をよろしくお願いいたします。

 では、また!
(終わり)

■養老乃瀧グループ公式HPはこちら

■WEB通販「養老マルシェ」

公式Twitterはこちら




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?