【FP2級勉強記録】「6つの係数」は名前を丸暗記しなくても解けるのか
FP試験の序盤の山場 6つの係数
FP検定の勉強してる人にはだいたい共感してもらえると思うのですが、ライフプランニングの章で出てくる「6つの係数」って最初の混乱ポイントですよね。なんせ聞きなれない言葉だし6つも出てきて覚えきれないし。
学習でお世話になってるYoutubeチャンネル『ほんださん/東大式FPチャンネル』を発見したのは、3級受験時に「6つの係数」に苦手意識を持ちすぎて、なんとかわかりやすく解説してくれてる動画はないものかと検索したのがきっかけでした。
(6つの係数については上記動画の23分45秒付近から)
この動画の中で、ほんださんが「係数の名前を一切覚えなくても計算はできる」と言い切ってくれたおかげで、くじけずに勉強を先に進められたところがあります。当時のわたしのように苦手意識ある人はぜひ見てほしい。
さていよいよ2級も「6つの係数」の話になりました。
出題例を見るに、3級の時より提示される係数の数が増えてますね。
うろ覚えやあてずっぽうだと苦労するようにできている感じがします。
ただこっちでも「覚えなくても本質的な計算方法を覚えれば6割解ける」という方針は変わらないようで一安心。
各係数についてイメージ付けを試みる
そうはいっても「全くひとかけらも覚えないままだと、選択肢が絞り切れないのでは……?」と思う時もなくはないので、ざっくりとイメージ付けは試みます。
現価係数
終価係数
年金終価係数
減債基金係数
資本回収係数
年金現価係数
まず大前提として「係数の名前は【この計算で何を求めたいのか】が名前になっている」というのがイメージ付けの第一ポイント。
やることがシンプルな4文字ペア「現価係数」と「終価係数」
まずシンプルそうなものからイメージしていきます。名前の文字数が少ない「現価係数」と「終価係数」です。
文字数がすくないこの2つは、シンプルに「一度一括で入金したお金を、途中で積み増しも取り崩しもせず、一定期間の運用だけした場合」の話をしています。
そしてその場合の、「最初に入金する金額(=現在の金額)」を求めたければ「現価係数」、「最終的な運用結果の金額(=終わりの金額)」を求めたければ「終価係数」を使う。
4文字ペアからの応用で覚える「年金〇〇係数」
そしてこの2つを覚えたら、「年金終価係数」と「年金現価係数」も覚えられます。
「年金」とつくからには「一定期間にいくらずつ」の積み立てか取り崩しが発生しています。「積み立て」or「取り崩し」をしながら運用する場合の、「最終的な運用結果の金額(=終わりの金額)」を求めたければ「年金終価係数」、「最初に入金する金額(=現在の金額)」を求めたければ「年金現価係数」です。
試験問題の場合、だいたい0から積み立てるか、0になるまで取り崩します。なので積み立てに「現価(最初の金額)」はないですし、取り崩しに「終価(終わりの金額)」はありません。年金終価係数を使うのは積み立ての時ですし、年金現価係数を使うのは取り崩しの時です。
結局なんやねん 「減債基金係数」と「資本回収係数」
あとふたつ残ったのが「減債基金係数」と「資本回収係数」。
これはもう脳が拒絶反応を起こさないように、言葉の意味から解きほぐします。
まず「基金」というのは、特定の目的のために準備したり積み立てたりする資金のこと。じゃあ「減債基金」ってなんなんだ、というところで調べると、ちょうどいいリーフレットが見つかりました。
つまり返済日が決まっていて、「この日までにこの金額準備しないといけない」という部分が確定しているわけですね。じゃあそこに向けて毎年いくらずつ積み立てていけばいいの?を考える時に使うのが「減債基金係数」となるわけです。
最後に残った「資本回収係数」は、もう読んで字のごとく。
「資本」というのはそもそも「事業活動を行うための元手となる資金のこと」ですね。つまりスタート時点である程度の資金がある。それを回収していく。
係数の名前というのは【この計算で何を求めたいのか】が名前に表れているので、「資本回収係数」は「資本からいくらずつ回収(取り崩し)できるのか計算したい係数」とイメージして覚えます。
以上、苦手意識克服のための、我流のイメージ付けでした。
このくらいまでぼんやりイメージ付けができていれば、問題を読んだ時に「明らかにこの係数は関係ないやろ」と思うやつを消していけるので、あとはほんださん式の3ステップでだいたい解けると思います。
長くなりましたが今日はこの辺りで。明日も勉強がんばります。
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