映画の同時視聴配信に参加する・しないで変わる感じ方の違いについて



はじめに(映画「ウィッシュ」見ました)

こんにちは、四り道こと四廻 道流です。

つい先ほど『ウィッシュ』を見てきましてね。

ガチ神映画

この記事は以前、『マイ・エレメント』を見た後に書こうと思っていたのですが、なんかタイミング逃しちゃって書く機会を失っていたのですが…
今回この映画を見て、「あ、やっぱ書こう」と思ったので、書いているところです。
あくまで個人的な印象の話なので、その点だけご了承を。
(またタイミングを失う訳にはいかないので、帰宅後すぐに作っています)

本題に入る前に、ちょっとだけ感想を。(飛ばしてもらって構いません)

あまりにも最高の映画すぎて、ありえんぐらい泣いたんですけども。

まず、同時上映の短編『ワンス・アポン・ア・スタジオ -100年の思い出-』がヤバいです。

正直、自分はディズニーファンの方々ほどディズニー作品の知識は無いのですが、とにかく『オールスター』作品が好きです。

『スマブラ』『Jスターズ』『スーパーヒーロー大戦』など、自分が知らないキャラがいくらかいたとしても、「こんな人いるんだ~」 「あ!この人知ってる!」という具合に、なんだかんだ楽しめますよね。

今回のこれも例に漏れず。
本編前にも関わらず、満面の笑みになっちゃった。
普通にこれ見終わった時点で大満足しました。

吹替版は劇場限定らしいですが、ディズニープラスで字幕版は見れるらしいので、見てない人は見た方が良いです。自分は契約してないので今回が初見だったけど 「もう…マヂ…見に来て良かった…!」 って感じでした。


本編『ウィッシュ』もね、もう最高でしたよ。

ネタバレになるのであんま詳しいことは言えませんが、
とにかく

  • 『2D×3D』を違和感なく表現した作画による、新感覚の映像

  • 最恐のヴィラン『マグニフィコ王』を演じる福山雅治の演技・歌唱がヤバい

この2点の感想だけここに残しておくことにします。

同時視聴配信とは?

本題に入りましょう。

世間には『同時視聴配信』というジャンルの配信が存在します。

これとか👇(多分自分が一番最初に見た同時視聴)

まあでもVtuberの方の配信でいうとメン限で行なわれるものが多いかも。

内容としては、主に動画配信サービスで見ることの出来る映画等を、配信者と視聴者が同時に再生して、一緒に見ているかのような体験をするといったものです。

見ている間、配信者は好きに喋っていいし、視聴者も好きにコメントして構わないというのが、当たり前なようで意外と特殊な部分でしょうか。

『リビングで家族や友達と一緒に映画を見る』という事の配信版って感じですね。

ゲームやスポーツの大会のミラー配信・同時視聴配信もジャンルとしては近しいですが、今回はあくまでも『映画の同時視聴』に絞って話をします。

一人で映画を見る場合の特徴

主観的に映画を見る

ちょっと補足しておくと、これはあくまでも『上映中に他人の話が入ってこない状況』を指すので、誰かと映画館に見に行く場合はこちらに当てはまります。

一人で映画を見ている間、他の人の意見の介入は起こり得ません。

つまり映画に集中しやすくなり、端的に言うと登場人物に感情移入がしやすくなります。

主人公のみに焦点を合わせるも良し、カット毎に全ての人物が抱く感情の想像を切り替えながら見るも良し。

製作者の意図を正しく理解出来ているかの確認は取れないものの、自分の中で物語の進行を整理しつつ、世界に入りこんでいく事が簡単である気がします。

また、どんな解釈をしても誰にも注意されません。自分に都合の良い考え方で登場人物を理解することが完全に許されています。

とにかく伸び伸びと映画を楽しむことが出来るのが特徴であると言えます。

同時視聴配信に参加して映画を見る場合の特徴

客観的な視点で映画を見る

同時視聴に参加中は、映画以外にも配信者の感想や知識を聞いたり、他の視聴者のコメントを見ながら視聴をすることになりますよね。

つまり映画1本に集中して見るというのは必然的に出来なくなります。

よって、一人で見る場合よりも感情移入はしにくく、本来泣けるシーンであんまり泣けなかったという体験が筆者にはあります。
(コメント欄でめっちゃ泣いてる人を見かけたりしますが、同時視聴に参加してしているといっても常に注意を色んな方向に向けている訳でもないので、この辺はその人の集中の先への比重によるかもしれません)

とはいえ、デメリットばかりという訳ではありません。

他の人によって得られる、自分は持っていなかった知識・考え方や視点に触れながら見ることが出来るわけで。
意味を理解しづらい表現があっても、他者からの補足を受けられる可能性が高いです。

物語が進む中で蓄積される情報を洗練しつつ組み立てながら、俯瞰した視点から物語の進行を見守るという形になりやすいと思います。

普段一人で映画を見ていた人が、初めて同時視聴に参加した時の印象

この『一人で映画を見ていた人』のサンプルは筆者しかいないので、結局筆者が抱いた印象になるわけですが。

最初は正直、映画の画面に集中していて配信の画面はほとんど見ていませんでした。
配信者が喋るのを副音声的に耳に入れて、コメント欄はチラチラと見る程度。

ただ、これを繰り返すうちに自分が今まで意識していなかった箇所への注意が増えていくようになります。

これは一見注意散漫になってしまうように見えますが、実際は情報収集力を鍛えているという結果を生みました。

画面から得られる情報が増えると、登場人物の感情の推測に使うための根拠が増え、間違った解釈を起こさなくなってきます。
同時視聴中の感情移入はしづらいものの、正確に感情移入する能力がアップグレードされていったということです。

同時視聴にある程度参加してから、一人で映画を見た時の印象

一つ前の項目で既に答えが出ているような気もしますが、一応。

一人で映画を見ている時の最大のメリットは、『一人称視点で世界に入ったり、三人称視点で世界を見下ろしたり、選択の幅が広い』であると考えています。
先ほど『感情移入しやすい』と書きましたが、別にガッツリ入り込んで見なくてもいいんですよね。
この辺は見る映画のジャンルによって変わりそうです。伏線や構成が複雑な作品になってくるほど、感情移入する余裕は無くなってきそう。

では、同時視聴を経験してからだとどんな変化がみられるのか。

それは『高い水準の感情移入と状況理解の同時進行が可能になる』という事です。

状況整理をほぼ無意識下で正しく行ないつつ、意識的に物語の世界に没入し、より鮮明に気持ちの動きを読み取りながら作品を楽しむ事が出来ます。

筆者は同時視聴をそれなりに経験してからというもの、劇場で泣くことが増えました。泣きやすい映画を選んでばかりいるという訳じゃないですよ?

もちろん涙を流すだけでなく、高揚感や緊張感も以前より強く感じているように思います。

おわりに

まあ何が言いたいかというと、『みんな同時視聴配信に参加しよう!』ということですね。

映画を好きな人も嫌いな人も、そもそも興味が無い人も、とりあえず参加してみてほしい。僕がそういう場を開いてるのではないので変な話かもしれませんが…

同時視聴配信って、知ってる映画や有名な映画の方が参加しやすいと思うんですよ。客観的に見てても視聴人数やコメントの数からそういう推測が出来ます。

でも、そうじゃない映画でも一緒に見る人は増えてほしい。その方が楽しいし、色んな人の感想聞いて「なるほど~」って思うことも多いですから。

この記事は自分としても感じていたことを整理出来たし、良い機会だったと思います。
そういえば、劇場版SPY×FAMILYも見に行かないといけないんだった…
その時にどんな感覚を得られるのかも楽しみです。

じゃあ今回はこの辺で。

それでは!

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