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ビッグメゾンの、てっぺんの方にいらっしゃる方へ。

 中古品を買い取って販売する身として、ヴィンテージが好きな私はいつも、いつまで経ってもカチッとはまらない何かを感じながらやってきました。 

それは何か?

他人が要らなくなったものに値段をつけて引き取る。=買取

引き取ったものに値段をつけて販売する。=中古品販売

販売するにあたって、必要であればダメージを修復・修正する。=リペア

上記にあたることに携わっているわけですが、「リサイクル」という分野に入り、それはそれとして成立しているし仕事・商売となっている。

その中でも「ブランド品」を扱っているからなのか、
なぜ、名の知れた有名ブランドの下請けみたいなことを、私みたいなそのブランドに属していない者が扱っているのか?
なぜ、トップブランドの古くなった商品の片づけめいたことを私が行っているのか?

おかげで、様々なブランドに触れることが出来て日々楽しませてもらってはいるのだが、おこがましくもあり、広く浅く的な部分にいるのかと思うと物足りなさも感じています。

「誰もが手に取れ楽しめる」ブランド品、だからこそ私がメゾンにぜひ行ってほしいこと、それは「自社ブランドの商品であれば廃棄されるまで責任を持つ」ということ。

 一部のトップブランドは、コピー品や中古再販の流出を阻止しようとイニシアルやオリジナルペイントを施したりしているが、新品を売りたいのであれば古い商品に注目し、下取りをしたり、自社中古品の販売にまで手をまわしてみればいいのにと思うんです。

それを実行するのにはきっと、様々な問題や矛盾が出てくることになるのだろうが、注目を浴びることは間違いないだろうし、これこそやったもん勝ち・早い者勝ち、なのでは…とも。


 新しい物が売れれば確かに景気が良くなるのかも知れませんが、古い物を大切に使えるよう、使ってきたその年月にも価値が与えられれば新たに熱量を加えなくても良い時代=地球にやさしい時代をつくれると思います。


それをトップレベルのハイブランドが先頭を切って行って欲しい。


 中古品が売れると本家は嫌がるのかも知れませんが、そうであれば自社で下取りや何かそういった取り組みを行なって、昔の商品の価値を上げるべき。年功序列的な。笑

 

デザインは巡り巡って復刻版などが流行る(おかげで中古品も売れるのです)のに、古い当時物はお払い箱の商品もある。

リサイクル、中古ブランドが浸透していますが、ぜひヴィンテージの価値が上がる発信をしていただけるよう、働きかけたい。

なぜ、ハイブランドの本家本元が古くなった自社製品の処分の仕方を発信しないのか。


イニシャルをつけて販売するよりも、中古に対する扱いを変えた方が新しいものも売れるし、長く持ってもらえるということを私は知っています。

「トップブランドの製品は自社下取りに出すのが当たり前」

「ハイブランド商品は古くなったら自社で買取ることが当然」

そんな時代になったら、今、こうして行っている中古ブランドを販売する仕事もやり方を変えなければいけなくなる日が来るのでしょうが、それはその時に考えることにしましょう。

 シャネルやルイ・ヴィトンの本店で買取や下取り、してみたいです。
ぜひ、呼んでほしい!

よろしくお願いいたします。


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