振り返ればスカイツリー
昨日のこと。
夕方、お決まりの美容院へ行く。初めてスタイリスト指名をして予約した。というのも、前回トリートメントをしてもらった時担当して下さった方に帰り際「佐藤さんはちゃんと髪のことを気にされて大切にされてますし、次回も僕に担当させてください。もっともっと綺麗になりますので」と言われてしまったのでこれは逆に指名しないほうが難しかった。やり手である。こうやって指名をとっていくのだな...
そして今回はパーマをあてに来た。カットでボリュームを落として整え、シャンプーをしてもらう。ここのシャンプーの香りが、ほんとに好きだなぁ...とうっとりする。何の香りなんだろう。また聞きそびれた。パーマの薬剤を塗られている間、どうぞとタブレットを渡される。雑誌がそれで読めるようになっていて、「場所とらないし良いですよね〜」と、美容師さん。確かに...。『将棋世界』を見つけたので読んでいると「将棋好きなんですかー?」と聞かれる。それから暫く将棋の話をしていた。子どもの頃も家で将棋で遊んでいた記憶があることを話すと、普通家になくないですかー?すごいですねー、と言われてびっくりする。そういうものなのだろうか。オセロと同じくらい、どこの家庭にもあるものだと思っていた。
美容院を後にして歩き出す。段々と激しくなりそうな雨のなか、鼻歌を歌いながら駅へと向かう。酔っ払ったみたいに上機嫌だった。気がついたら乗るはずの電車とは違う改札に入ってしまっていた。出ようかとも考えたけど、いいや、どこかでお茶しながら作業しようと思い適当なところまで行くことにした。
かつて住んでいたことのある街に行く。今住んでいるところの辺りからもスカイツリーが見えるけど、このへんだともっと近くでみれるのではと周りを見回すと、ちょっと見えるどころではない、聳え立つスカイツリーがビルの間からはっきりと顔を見せていた。うちの近くだと目を凝らさないとよく見えないくらいなのに。やっぱり、都内なんだなぁとため息をついた。