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真面目に生きようとしすぎた

コインランドリーで、500円玉を入れようとしたけど新硬貨のため出てきてしまう。両替機で100円玉にしようとしても、そちらも非対応だ。
財布の中には100円玉が一枚。自販機で何か100円のものを買って500円を生み出すことにする。

少し離れたところの自販機に"小岩井ミルクとコーヒー"が100円で売られている。これだ、と買ってランドリーに戻る。なんとか回り始めた洗濯機。買ったコーヒーを飲みに公園まで歩いた。

人間みんな愚かな部分はある。それなのに私は誰しもが持つその愚かな部分を責め立てて自分自身を苦しめている。
それこそが、なんの得にもならない愚かさの極みのようであろう。
もっと適当でいいのではないか。みんな真面目に、もちろん真面目に働いたら生活しているけれど、息抜きをしたり遊んだり時には失敗したりして生きているではないか。

何を守りたくて、そんなに苦しむ必要があったのだろう。守りたい場所、守りたい人、守りたい夢はそこまで自分を苦しめなければ守れないものだろうか。目を離した瞬間にみんな一人残らず私の前から去っていってしまうのだろうか。

頑張らないことがあったっていい。適当でも生き残れるなら、それでいい。

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