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溶け合う夜とニューシンボル

昨日は夕方に仕事を終えて、夜にライブを観に行くというスケジュールだった。しかし思っていたよりも早く仕事が終わってしまい、急に自由時間ができた。外はまだ全然明るい。あまりこの辺を歩くことないから散歩してみようと思い墨田区業平をしばらく歩くと、道路沿いで度々紫陽花に出逢う。色んな形の花々があり、不思議に思ったりただただ綺麗だと思ったりして、心を和ませる。

ライブを観に行った。学校の後輩だけど、尊敬しているピアニストである彼の演奏を聴くのが本当に楽しみだった。オリジナル曲から感じられる感性と表現力の豊かさ。インストのライブを聴きにいくといつも、心が解けて音の中に溶け込んでいくような感覚がある。言葉が無いぶん、夢を見ているかのように非現実の世界を漂える。昨日も心がふわりとほどけて、柔らかくなって、ただ楽しむことに身を委ねる時間だった。

それにしても近くで見るスカイツリーの大きさには圧倒される。遠くから見ている時は恋焦がれるような気持ちになるのに、近くで見上げると「ああ...大きいな...」と思ってそこまで感慨に耽ることはない。でも、夜に輝きをまとったスカイツリーはやっぱり美しいな、と思った。世界でいちばんの電波塔。恋焦がれるのも、当たり前なのかもしれない。

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