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明日を生きる猫となれ

昨日のこと。
空腹のまま昼まで過ごし、立っているのもつらくなってしまう。
情けないことにまた栄養失調のようだった。
仕事場で昨日の夕方からなにも食べてないんですよね、と言うと物凄く心配された。
優しい方がおにぎりをくれた。
手づくりの昆布おにぎりはレンジで温められて、とても柔らかい。

先日にも倒れそうだった私を助けてくれた方に、お礼を渡しに行った。
「気を遣わなくていいのにー」と言われる。
でも、本当に助けられたので!と1日遅れのバレンタインチョコを贈る。一緒に渡す紅茶はノンカフェインのフレーバーティーにした。
少し仕事の話などをして、その場を去る。

昼過ぎ、持病の発作に襲われる。
ご飯を食べていた店から一歩も出られなくなる。

嫌な予感がして事前に飲んでおいた薬がやっと効いてきて、外に出ることができた。

接骨院に行ってマッサージをしてもらう。
お風呂屋さんの話で盛り上がる。
施術師さんはコロナ禍になってから一切遊びに出かけることもなく、お風呂屋さんにも暫く行ってないとのこと。
多くの患者さんを診る立場だからだろう。感染を少しでも防ぐためにずっと気をつけて我慢してきたのだろうと思う。
最近笑ってないんですよね〜、と愛想良くいつもの笑顔で言われるので、なんだか…ほんの少しだけ心配になる。
面白い動画とか、家で楽しめる趣味とか…あるんだから。
「人生、笑ってないと!」と伝える。

帰り道スーパーに寄って夕飯を買おうかなと物色していたら、あまりの物価の高さに驚く。
そうか、前住んでいたところは本当に田舎だったのだなと実感。
愛すべき私の街の唯一の難点を見つけてしまった。
泣きそうになりながら、笑う。

寝る前、昼過ぎの不安が蘇ってきたのか過去の自分に引き戻されそうになる。
大丈夫。変わっていく。
良い方に。前向きになっていく。
明日を生きる私になる。

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