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カフェに留まる理由を探してた

朝8時に目が覚める。暖かいのに、猫がずっとお腹に乗っている。湯たんぽがわりにしているのでないのなら、ただ構ってほしいだけなのかな...。毎朝猫を撫でてから起きる上がるのが、猫との暮らしのルーティンだ。

さっぱりしたくてお風呂屋さんに向かう。雨が降りそうだから今日は自転車ではなくバスに乗っていく。もう見慣れてきたバス停からの道を、ラジオを聴きながら歩く。

今日は時間に余裕がある日だ。一つ一つの動作を確かめるようにのんびりと身体を洗い、お風呂に入る。ぶくぶく泡立つぬるま湯で物思いに耽り、永遠に浸かっていられそうな気持ちになる。しかしぬるいのでずっといたら少し寒くなり、暖かい浴槽に入って暫し温まってからお風呂を上がった。

帰ってきて、異常な眠気に襲われる。夕方まで時間があるので布団を敷き直してひと眠りした。何度かスヌーズしたアラームを止めて、ゆっくり起き上がる。

西陽が入ってきて、部屋の中がもわっと暖かい。それでもなんだか心地よく、この場所で仕事をするのも悪くないかもなと思った。

いつもカフェで楽譜を書いたり、ノートをまとめたり、暇を潰したりしていた。でも今いるこの部屋も、過ごし方ひとつでもっと居心地のいい場所になり得るのではないか。幸い猫もいるし、うちには豆を挽く電動ミルもドリッパーもある。猫のいるカフェとして、自分専用のカフェとして、自宅の環境をよくしてみないか...?と、寝起きの頭でぼんやりと考えるのだった。

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