大きめの犬は安心する

今日はいつもより遅めの目覚めだった。
それだけでなんだか嬉しくなる。
寝つきだけはよいが睡眠時間が持続しない。
この不眠症の類いであろう状態が、一ヶ月以上続いている。
日中は平気だが、夕方にどっと疲れが出る。

昨日のこと。
帰りのバスを待っている間、意識が朦朧として意味のない言葉を喋ったりする。
呆けた顔で揺られる自分。
眠さとの闘い。

家に着いたらやることがあるから、いい。
片付けなどしているうちに目が冴えてきて、
少し前向きにもなった。
ゆっくりお風呂にも浸かった。
疲れがとれると聞いてホットアイマスクをしながら入浴。
確かにこれは気持ちがいい。このまま眠れそうだ。
ほっとしているとにゃーにゃー聞こえてくる。
お風呂場の扉を開けたままにしておいたので、
猫が入ってきて寄り添ってくる。
わたし、濡れてるけどいいのかな。

長めに眠れたことを祝して今日を大切に生きることにする。


昨日の朝のバスで、ふと窓の外を見たらでかい犬を散歩させているご婦人がいた。
前の方で立っている男性が同じくでかい犬を見たのだろう、目でしばらく追っていた。
バスが信号でとまり、でかい犬が追い越す。
男性が外を見る。
バスが動き、でかい犬を追い越す。
男性がまた外を見ている。
ああ、犬が大好きなんだなぁと思っていたらその男性が背負っている鞄に、犬のキーホルダーがついていた。
納得して、いいなぁ、と思った。


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