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月記 2021/7

 お、ポケットから五百円発見。もうけもうけ。

 昭和の遺物みたいな始め方だな。

 七月の日記を読み返すと、三十一日のうち十七日、小説を書いていた。まだまだこんなもんじゃないかもしれないし、こんなもんかもしれない。こんなもんやろ。

 そういうわけでここ二ヶ月ほど取りかかっていた長編小説を書き終えた。本当は一ヶ月で書き上げる予定だったのだが、八割方進んだあとに全編書き直したのが痛かった。ややこしい構造をノリで書くとこんなことになるんですよ。反省してください。

 今回は珍しく史実を取り扱っている。僕もこの歳になると自意識だけで小説を書くのが難しくなってきた。『この歳になると自意識だけで小説を書くのが難しくなってきた』ことも書いたのだが、それでも起承転結は埋まらない。そのうち時代劇でも書きだすんだろうか。

 史実を取り扱うということで、なるべく資料集めにも奔走したわけだが、なるほど、史実を取り扱う作家は大変じゃの。

 長編小説の目安としてプロットに三ヶ月、資料集めに一ヶ月、実際の執筆に二ヶ月とするのがちょうどいい案配なのかもしれない。もちろん一年に二作ずつ量産できるわけではない。ゲームをやらなきゃならんからな。

『MANEATER』をクリアした。ネタバレもクソもない。

 オープンワールドサメアクション。海岸沿いを泳ぎながらサーモンとかワニとかアザラシとかマッコウクジラとか人間とか船を食べるゲーム。

 何気にシナリオが良かった。B級映画にありがちな展開の詰め合わせなのだが、外連味だらけだったのが逆に好感であった。そもそもサメ系映画の造詣が深くないので偉そうな口を叩くわけにもいかない。まあやってみてほしい。ただゲームとしてはずっと泳ぎながらアゴ動かしてるだけなのでやや単調でもある。サメ見つけても逃げずに腰を抜かして天命を待つ全人類、早急に滅びるべきでは。

『Microsoft Flight Simulator』もプレイしたのだが、こちらはクリアとかそういう概念がない。要するに地球全域を舞台に飛び回れる、科学の力ってすげえ(Ⓒゲームフリーク)って感じのゲームだ。特に東京などの大都市や景勝地の再現度は凄まじい。

 しかし欲張りな僕としてはだな、大都市ではなくむしろ田舎町とか、北極南極とか、僕たちが『スモーカーズ・フォレスト』があると藤子・F・不二雄先生に騙されていたアフリカのジャングルとか、そういうところこそ再現してほしくなった。なので開発チームは至急、装備を整えて極地へ飛んでほしい。健闘を祈る。

 今月は『ゼルダの伝説 スカイウォードソードHD』をクリアする予定。最近Xboxでばかり遊んでいたのでABとXYを押し間違える。どっちでもええから統一してくれよ。あと、できたら『Bug Fables』もクリアしたい。これがもうめちゃんこかわいいゲームなので是非ともプレイされるべきである。

 さて、本当はこの続きに『ルックバック』の感想でも書こうとしていたのだが、いやはや、なんとも触れづらい作品になってしまった。

 オリンピックの重役を降ろされた某氏と某氏の騒動、および『ルックバック』において個人的な共通点は『騒動になる前から騒動になったネタを知っていた』に尽きる。特に某イジメの件は、ちゃねらー(死ね)なら一度は目にしたことがあるはずだ。謎にコピペされまくってた時期があったから。

 しかしまあ、誰彼構わず言えるのはここまでだろう。このnoteを始めたとき、「今度こそ衝動的に消すまい」という誓いを立てたのだが、それも最近のあれこれを見ると怪しくなってきた。僕なんかが杞憂を抱いたって仕方ないのだが、しかしこればかりは自衛せざるを得ない。僕は未だに炭鉱のカナリアでありたいから、誰よりも先にガスを吸って死ぬ所存である。はあ?

 さて、長編小説を書き終えたのでこのnoteの更新頻度を些か戻したい。もうすぐ短歌集ができあがるはずである。他に書こうとしているネタは、一応下書きにいくつかあるのだが、どれもしっくりこない。

 ……痩せるか、もう10kgぐらい……。

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