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娘が不登校になりまして #3 スイッチ

休ませるかどうするか・・・・・

終業式の前の日の朝、その日は特に嫌がることもなる学校に行く準備をしていた娘。家を出て、学校まで一緒に向かう途中に一つのことを忘れ物を思い出しました。
「あっ、プリント忘れた・・・!」
と・・・・。急ぎ戻ってプリントを取りにもどりましたが、娘はプリントを思い出したのと同時に、そのプリントをやっていないことも思い出し、学校へ行かないスイッチが入ったのです。
娘は、泣きながら「もう行かない・・・」と言い出します。
ま・・まずい・・・そんなところに地雷があったか・・・
どうしたもんだろう・・・・。
理由を聞くと、プリントをやって持ってくると先生と約束していたらしく、
つまり、プリントをしていない事、先生との約束が守れなかった事で行きたくない・・・となった様でした。
ネットやいろんな情報をみると不登校の時は、子供のことを受け入れることが大事・・・というのは理解をしているので、休ませることも考えました。しかし、今回はなんか違う気がして・・・・
今回は自分がプリントを忘れたことが原因、忘れたことは別に良いが、問題は忘れたことを休むことでやり過ごそうといった発想になっていることは、どうかと思ったわけです。
そこで、僕の判断は「じゃぁ、学校に行って先生に自分で 忘れました御免なさい とちゃんと伝えよう」と話してみました。
当然娘は、受け入れるはずもなく・・・しかし、ここは休むことでやり過ごすのは良い方向に行かないと思い・・泣きながら歩く娘と一緒に学校の保健室へ・・・
保健室の先生に、事情を話し保健室で落ち着かせてから教室へ行くこととして、
ここはいったん保健室の先生に任せて在宅勤務へ戻りました。
その日は仕事中、「本当に、これでよかったのか、どうか・・・・本当は行かせない方が正解だったのではないか・・・・」娘が帰ってくるまで悶々とした気分でした・・。

娘帰宅

午後になり娘が帰って来ました。どんな顔しているんだろうと思ったら、なんだか笑顔で帰ってきてまずはホッとしました。聞いてみると、担任の先生に自分では言えなかったけど、保険の先生が伝えてくれて、先生もまた「明日でいいよ」となった様で娘も、ひとつ学びを得たのか安心した顔で帰ってきてくれました。
そんな娘をみてなんだか少し泣けてきました。学校では、友達とも遊ぶ約束をしたみたいで、「XXちゃんとXXちゃんが後でくるよ!」と今朝のことは無かったかのように元気な娘、まぁ笑顔でいてくれてるんなら良かった。

親の気づきと反省

今回の件で、一つ見えてきたことがあります。
それは、意外にこの子は完璧主義なんだって事です。つまり、出来ない自分が許せない、だから学校行きたくない・・・ってことなんだとわかりました。
そう言えば、娘は色々なことに自信がなく、失敗することに極度に恐れています。そして、自己肯定感が低い・・・。
前に授業でも自信がないので手を上げないって・・・。
なんか、つながった気がしました。この子の根底にあるのは、「失敗が怖い」という事なのではないかと。
そして同時に、親として反省をしました。これまでこの子を怒ったりする時に、無意識のうちに失敗は悪い事という事を教えてしまっていたんだなぁ・・・と。職場では、若い子たちに、失敗していいんだよ。なんて言っていたのに、我が子にはそれが出来ていなかったんだなぁと。ここについては夫婦共にとても反省でした。
反省ではありましたが、今気がつけたことに感謝です。
さて、これからどうやって失敗をして良いかと教えるか・・・。






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