儚く消えた夢のサウナと裁判と渋谷のサウナ
おはようございます。ヨッピーです。
なかなか言い出せなかったのですが、実は皆さんにご報告があります。
以前に書いたことのある、「中野にサウナ作るぞ計画」の話です。
要するに、「サウナ＆コワーキングスペース＆漫画喫茶がごっちゃになったような会員制の施設を中野区に作ろう」という計画を立ててましてね。
本件については「あれ、どうなってます！？」「完成したら会員になりたいです！」みたいなDMをちょこちょこ頂いたりしていたるのですが、
実は……、
裁判沙汰になっております！！！！
ヒューーーー！！！
ぜんぜんめでたくねぇ！！！！！！
いやね、実際に動いてたんですよほんと。
ビルのオーナー会社も「ぜひ！」みたいな事言うから補助金の申請したり保健所にヒアリングに行ったり図面起こしたりさあ。
そんで「じゃあ年内いっぱいはフリーレントでも良いですよ」とか、
「共有のサウナ作って頂く代わりに家賃はこれくらい値引きしますよ」とか、そういう具体的な話も散々したのに、「じゃあ改めて契約書巻いて着工しますか！」くらいのタイミングで、
「あ、このビル売却することにしたからやっぱナシで」
みたいな事言われてね！！
そんなもん「ヨッピー怒りの損害賠償請求」確定じゃないですか。
ドガドガガガガガガ！
キュインキュインキュイン！！
ビガビガビガーーー！！！
ドーン！！！
裁判、確定！！！！
みたいな！
こっちは散々稼働してお金も使ってるんだっつーの！
何が腹立つって「不動産業界では良くある話ですから」みたいな事を言われたことなんですけど、じゃあ「不動産業界の常識こそ非常識である」みたいな部分を立証したろやないか、っていう。
書面での契約前の段階ではあるけど、進捗も説明してたし条件についてもかなり話してあったんですよね。なのでこれは損害賠償請求出来るんちゃうか、っていう。
とは言え、別に本件については「ネットで晒してやるぞー！」とか思ってるわけではなくて、「きっちり裁判でシロクロつけるぞ！」くらいの感じです。頼むぞ……！司法……！
でも、何がつらいって情熱の行き場を急に無くした事であります。
僕はと言えば週に8回銭湯に行くレベルのサウナ好きですし、サウナ好きって全員、ハマって行く過程で「自分のサウナが欲しいな」って思うんですよ。「僕ならこうするのにな」とか「僕ならこういうサウナ作るのにな」みたいな。
それを具現化する機会を失ってしまった！！
楽しみにしていてくれた方々には本当に申し訳ない……。
例えばさ、1号店をババンと作るじゃないですか？
そんでそれがクリエーティブの拠点として評判を呼んで新しいビジネスが生まれたりしてね？
そしたら「ウチも！」「ウチでも！」みたいな感じであっちこっちから誘致されてどんどん広げていってね？
最終的には「ニューヨーク支店」とか「ロンドン支店」みたいに世界中に広げてイーロンマスクが来店して「アメージング」みたいな事を言う未来まで想像してたのにやで？
それがフッと消えてしまう悲しさ！
確信があったんですよ……。ウケる確信が……。
自分で言うのもアレですけど、「これはウケるぞ～」と思って世に出したものってだいたい全部ちゃんとウケてきてるんですよ……。天才タオルもバカ売れしたし……。だからこそ自分でもサウナの運営やってみたかった……。
まあ、グレるよね。
頭モヒカンにしてバーボン片手に西へ向かうよね。
そんなわけで毎日のようにヤケ酒を煽り、安居酒屋で流れる阪神戦のテレビ中継に「ヘタクソ！」「やめちまえ！」などと怒鳴っては店主に殴られて出禁になったりしている内、そんな僕を見かねたとある人が救いの手を差し伸べてくれたのです。
岡村さん！！！
岡村さんと言えば僕に説教されてサウナに通っている内にドハマりし、「オールドルーキーサウナ」という会員制・定額通い放題のサウナまで作ってしまった方です。
この岡村さんが「なんか可哀想だし、渋谷店やってみます？」って言ってくれたのであります。
僕「やります！！！！！！！！！！！！」
2秒で即決！
いや、オールドルーキーサウナってまじですごいんですよ。
僕、六本木にオールドルーキーサウナが出来てすぐの頃にお邪魔させて頂いたんですが、あまりの良さに感動してその帰り道にアドウェイズの株買いましたからね。いやほんとに。マジで天才の所業だと思った。
酷い目に逢って以来「六本木」という土地を死ぬほど嫌っており、各所で六本木の悪口を言い続けてきましたが、近頃は六本木近辺のお誘いにも「おっ！行く行く！」と元気よく返事するようになりました。間違いなくオールドルーキーサウナのおかげです。
— ヨッピー (@yoppymodel) April 2, 2022
重要文化財に指定して保護したほうが良いと思う。 pic.twitter.com/2Qou3g9moI
1店舗目が出来た当初の僕の呟き。
何がすごいかというと！！
・圧倒的なUI
まず、会員になると入口の顔認証システムで開錠して入店するんですけど、入店したらサッと服を脱ぎ、脱いだ服をロッカーにブチ込んだらもう浴室に入れるという。しかもこの顔認証、感度が良くてめちゃ反応早いんですよね。しょっちゅうエラーが出る保育園の顔認証とはえらいちがい！
普通、サウナって受付があるじゃないですか。「何時間コースで」みたいなやりとりをしてお金を払ってタオルを受け取って、っていう。その工程すら必要ないんですよ。
カギあけて服抜いでロッカーに叩き込んだらもう浴室に行けるっていう。
つまり、オールドルーキーサウナは入店してからサウナに入るまでの時間が日本一短いサウナではないかと思っています。
受付と脱衣所と浴室のフロアがそれぞれ分かれてるところとか、移動がけっこう面倒くさいじゃないですか。
僕は面倒臭がりだしせっかちなので、この早さについては毎度感動します！
・本当の意味での「手ぶら入浴」
そして、顔認証で入浴できるということはつまり、スマホすら持たずに入れるんですよ。当然、財布も必要無いわけです。
タオルは備え付けのものがあるし、シャンプー＆リンスはバルクオムの良いやつを揃えてるし、化粧水や乳液もバルクオムで、更に整髪料なんかもあります。
僕は普段サウナに行く時は洗顔料に歯ブラシにヒゲソリ、化粧水と乳液なんかを入れたポーチを持って行くのですが、そういうのが一切必要無いという！歯ブラシもヒゲソリも備え付けがあるからね！
これ、めっちゃ楽なんです！気が向いた時にフラッと行ける気軽さ！
普通なら1時間くらいの空き時間が無いと「銭湯行くかー」とはならないんですけど、六本木・渋谷・代々木・新橋あたりに居る時は30分でもあいたらすかさず行きます！
・合言葉は「アツアツ」「キンキン」「ガラガラ」
そしてオールドルーキーサウナは「アツアツ」「キンキン」「ガラガラ」をモットーに営業をしておりまして、それぞれの言葉の意味について説明させて頂きます。
「アツアツ」
言うまでもなく「アツアツのサウナ」を指すのですが、これがまじでちょっと常軌を逸した設計によって実現されております。このオールドルーキーサウナのアツアツぶりについては様々なエピソードで語り継がれているのでご紹介します。
・設計時にメーカーから推奨されたストーブの倍の出力のストーブを入れた
・熱すぎてサウナ用の時計が壊れた
・利用者が少ない日に熱くなりすぎて誰も入れなくなった
・退会理由で一番多いのが「サウナが熱すぎる」
などなど。
「流石にやりすぎた」と思ったのか現在ではまだ常識的な温度で運営されておりますが、それでもアツアツぶりは健在で、5分毎のオートロウリュが強烈です。たまに最上段で耐えてる人を見るけど皮膚どうなってるんだろう。
「キンキン」
こちらは「キンキンに冷えた水風呂」を指す言葉です。こちらも様々な伝説が残っておりますのでご紹介します。
・設計時メーカーから推奨されたチラー（水風呂を冷やす機械）の倍の出力のチラーを入れた
・そのせいで水風呂が凍った
・一時期、新宿店の水風呂にハンマーが設置されていた。理由は「凍った水風呂を割って入るため」
などなど。
こちらもサウナと同じく、現在では10℃前後とまだ常識的な範囲の温度で運用されております。
「ガラガラ」
そしてこれが一番感銘を受けるポイントなのですが、「ガラガラ」とはつまり、利用者が少ないこと！
東京のサウナってめっちゃ混むじゃないですか。人気の銭湯なんかだとサウナ前に裸のおじさんの行列が出来てたりする。
特に渋谷近辺の銭湯はサウナ待ちの行列がもはや当たり前みたいな感じになってますもんね。
あれ、嫌なんですよね～～～～！
その点、オールドルーキーサウナは顔認証システムを利用して常時利用人数を計測しており、各店舗、入場している人がピーク時にも20人を超えないように会員数を調整しているのであります。なので会員数のキャパを超えたら新規会員の受付が停止されるという。
ちなみに「同時入場が20人を超えないように会員数を調整」しているのに、このあいだ渋谷店でロッカーの数を数えてみたら40個ありました。ドライヤーは6個（しかも高いやつ）。スーパー銭湯ですら男湯のドライヤーはせいぜい4個とかなのに……。
なので基本的にガラガラです。
これが、まじでストレスフリーなんですよ……！サウナ待ちをしたり、ととのいスペースをあちこち探さなくて済む……。
更に会員制とあってみんなマナーが良く、ガヤガヤうるさいことが皆無なので「ひとりでサーっと入って、わーっとととのって、サッと帰る」みたいな事が可能なんですよね。なのでめちゃくちゃ時短になる。30分あればバッチリととのえるので。
会員の中には近隣の職場で働いてる人が昼休みにわーっと来てさーっと帰る、みたいなパターンも多いらしい。あとは外回りの営業マンなんかも相性が良さそう。
ちなみに基本的には月額17,000円（税別）で朝9時から深夜2時まで入り放題というシステムなのですが、六本木店以外は120分1,600円（税別）～の都度利用プランもあるので興味がある人はぜひ一度遊びに来てください！
更に更に、既に会員の人に紹介して貰って入ると、入会直後から六本木店、渋谷ハチ公口店、新宿駅新南口店（新南口から徒歩7分、代々木駅から徒歩15秒のほぼ代々木駅前店）、銀座中央通り店（銀座駅から徒歩7分、新橋駅徒歩1分・汐留駅から徒歩3分のほぼ新橋・汐留店）のどの店舗も利用できます！
そんなオールドルーキーサウナの、渋谷店GMになりました！
店長の岡村です。
— 【公式】オールドルーキーサウナ (@oldrookiesauna) February 26, 2024
自分で貼りました。
ちょっと空気入ってますが、気にしないでください。 pic.twitter.com/kdFFur7wRd
場所は道玄坂のど真ん中！
井の頭線出てすぐのミニストップの上って言えばわかる人も多いのではないかと思います！
まあ「GM」って言われても僕自身よくわかってないので、「GANBARIMAN]の略だとでも思って頂ければ良いのですが、何をやってるかというとまずはサウナ室のセッティングをいじくりました！
もともと、渋谷店は
・高湿度＆高温の絶対静寂サウナ
・低湿度＆超高温の談話サウナ
という、セッティングが違うふたつのサウナがあったのですが（体感温度はどちらも激熱）、会員さんはひとりで来られる人がほとんどで「談話サウナ」なのにおしゃべりしている人をほぼ見ません。
なので、「話せる」というのはひょっとしてあまり需要が無いのかなと思い、こんな風にラインナップを変えました。
・高湿度＆高温の絶対静寂サウナ（体感温度激熱）
・低湿度＆高温でセルフロウリュ可、照明暗めの瞑想サウナ（体感温度マイルド）
ってな具合に。
元々のセッティングだとどちらのサウナ室もハードコアに熱かったので（さんざんサウナに入ってる僕ですら最下段で5分）、片方のサウナはもう少し長めに入れるようなセッティングに変えたのです。
まあ、「体感温度マイルド」とはいえその辺の銭湯よりは熱いけどね……！
壁がきっちり蓄熱してくれるので、「ストーブ側だけが熱い」なんてことがなく、全方向からちゃんと熱が来ます。
これによって、
瞑想サウナに少し長めに入って体の芯の部分をまずあっためて、仕上げに高湿度サウナで体感温度を上げる、みたいな入り方が出来るようになるし、日中は熱いサウナでパキッとととのいつつ、夜寝る前は瞑想サウナでマイルドにととのう、みたいな使い分けが出来るはず！
それに、これまでは「熱すぎて無理！」ってなっていた人も「これなら入れる！」ってなるんじゃないかと。
更に、渋谷近辺のIT企業の方に朗報があります！
朝7時～9時の時間を使って、特定の会社の人は無料で入れるキャンペーンを開始します！
〇3月13日水曜日am7時～am9時まで
サイバーエージェントグループ
Googleグループ
〇3月15日金曜日am7時～am9時まで
GMOグループ
DeNAグループ
〇3月20日水曜日am7時～am9時まで
サイバーエージェントグループ
Googleグループ
〇3月22日金曜日am7時～am9時まで
GMOグループ
DeNAグループ
〇3月27日水曜日am7時～am9時まで
サイバーエージェントグループ
Googleグループ
〇29日金曜日am7時～am9時まで
GMOグループ
DeNAグループ
という、こんな感じの日程で開催します！
実験的な企画なので、もし開催してみて「めちゃくちゃ人が来るな！」と思ったら日程を増やすなりして対応する予定です！
というわけで該当企業にお勤めの方は、入口で社員証を出して頂ければ無料で入れます！たぶん僕が入口で社員証チェックします！
持ち物一切なし、手ぶらでオッケー！
ただし対象店舗は渋谷店のみです！
その代わり、会社で「この日タダで入れるから行こうぜ！」「最高のサウナらしいよ！」ってぜひ宣伝しておいてください！
あと、取材したいとか撮影したいとか、ライターにブロガーにYoutuber、インスタグラマーにTiktoker、芸人さんにツイッタラーの方々も貸切撮影の要望については出来る限り応えていく所存ですので、「こういうのやりたい！」「こういうのやって欲しい～！」みたいなのがあったら僕のDMまで送ってください！
とりあえず都度利用が可能なので渋谷新宿銀座らへんに来た時はぜひ一度使ってみてね！（六本木店は月額会員のみ）
そんなわけでよろしくお願いしまーす！
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