ピン東風雀荘紹介 その2

引き続きピン東風の雀荘紹介となります。

麻雀Jewel

5店目はさくら通りに最近できた雀荘。まだ看板がないので初めて行く人は分からないかも。この店はグレブル以上にルールが非常に特徴的であるため、主な特徴について紹介したい。

①祝儀牌の種類

まず祝儀牌として、赤5p(祝儀1枚)、青5s(祝儀2枚)、緑5m(祝儀3枚!)、白ポッチ(手牌で使っても祝儀1枚)の4枚がある。(※実際は店名に合わせてそれぞれ宝石名がついているが、面倒なので省略)

やはり特筆すべきは緑5mだろう。私の知る限り、祝儀1枚1000円の店で祝儀3枚を採用しているのはこの店だけで、青5sや白ポッチと組み合わせて1000-2000の6枚とか500-1000の4枚とかいったアガリが普通に発生する。後述する精算方法との関係もあり、かなり祝儀重視の押引きが必要になってくるものと思われるが、祝儀牌の数自体は多くないので、祝儀牌が来ないときの打ち方も非常に重要になってくる。

②特殊牌及び特殊役

上記の祝儀牌に加えて、銀5p(祝儀無し・2役)の牌が入っており、かつ祝儀牌の4枚と合わせて、5枚中3枚を手牌で使っていると、「ジュエル」という役になる。つまり、他に全く役がなくても、「ジュエル・赤・青・緑」とかであがれるのである。また、祝儀牌5枚を手の内で使ってあがると、「フルジュエル」として役満になるとのこと。ただ、こちらはまだ1回も出ていないらしい。

何回かこの店で打ってみた感覚としては、「ジュエル」の発生頻度自体はそれほど高くないが、他に役が見えないときは、攻めの時も相手の仕掛けに対する守りの時も意識して対応したい。また、点数申告の時に忘れがちなので注意。

③親流しが可能

親番は1局以上消化すれば任意で流すことができ、かつ積み棒が消える。この積み棒が消えるというのが大きなミソで、東3でトップ目にたったときなどはもちろん、ある程度リードができたら積極的に流していったほうが良いと思われるが、5万5千でコールドなので、東1局の判断などはなかなか難しい。

④精算方法

この店は点数により精算金額が決まっており、5000点区切りで1000円精算金額が変わってくる。2着で25000なら+2000、24900なら+1000、3着で15000なら-3000、14900なら-4000といった感じだ。(ゲーム代500円込み)

これをウマで表すと、大体1着が+4.5、2着が+2.5、3着が-1.5、4着-5.5といった感じになる。つまり2着と3着がかなり偉いということになる。実際の例でみてみるとよくわかるが、以下のような点数状況だとこのような精算金額になる。

1着:45000(+8000-ゲーム代(2600)=+5400)

2着:35000(+3000)

3着:15000(-3000)

4着:5000(-8000)

これはトップが損するやや極端な例だが、45000点のトップで5400円しかもらえないのである。2着との差はたった2400円である。これがダンディなら8500円もらえるし、クワトロのような普通の2-5の店でトップ賞500円だとしても7500円はもらえるのである。このからくりに気づいていない人がまだまだ多い印象で、普通の店で上記のような状況で2着がラス親だった場合、まず間違いなく続行であるが、この店では止めるも十分にありえる。

また、上記のようなケースで3着でラス親だった場合も、2着上昇のリターンに比べて、4着落ちのリスクが高すぎるので、普通だったらほぼありえない3着止めを選択することもでてくる。要は2着3着が偉い代わりにラスには厳しく、トップがあまりおいしくないので、着順と点数状況を意識して、親流しや2着止めをやっていくことが非常に重要になってくる。かつ、祝儀の重みも大きいので、ラス回避の祝儀ゲーと言う側面がかなり強いのではないかと感じている。

⑤その他

オープンリーチが2千点で可能。また、途中流局(九種九牌・四風連打・4人リーチ・四開槓・三家和)で親が流れる。東風戦の雀荘では途中流局自体が無いか、あっても親続行なのでかなり珍しい。これはオーラストップ目とかで流せると嬉しいが、良い手の時に途中流局すると萎えるので、個人的には途中流局自体が無い方が好きである。

特殊なルールが多く、長くなってしまったが、なかなか挑戦的なルールであり、他の雀荘とは一線を画している。個人的には親流しができるルールが気に入っており、祝儀枚数の多さを含めてかなり好きなルールである。親流しや祝儀牌を考慮した押引き、オープンリーチの使い方など、この店特有のルールに対応できていない部分がまだまだ多いので、攻略法を考えて行きたい。

麻雀クライム

6店目はこちらも今年になってできた雀荘。TOHOシネマズの目の前のビルにあり、こちらはちゃんと看板が出ている。ルールは完全順位制の8-3-4-7で、2着が25000未満の場合は10-1-4-7となる。また、Jewelと同様に親流しができるが、こちらは積み棒が消えないため、Jewelとは親流しの判断が変わってくる場面も多い。祝儀は赤3金3の1枚500円。

ドラの枚数が多いので打点は高くなりやすいが、1枚500円なので赤3金3でも1枚1000円の店と比べると思ったより動かない。個人的には祝儀は1000円の方が好きなので今後あまり行くことはないかも。

麻雀ULTRA(閉店)

7店目は既に閉店してしまったULTRA。クライムのあるビルの地下1階にあった。赤6で祝儀1枚1000円の店で、何度か行ったが知らない間に閉店していた。クライムもそうだが、赤6だとどうしても打点が高くなりがちで、リーチ判断が通常とは変わるのだろうが、いまだに何が正しいのかよくわかっていない。(するかしないかで迷ったら大体リーチしてしまう)

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